毛穴をなくす方法とは?目立つ原因と効果的なケア方法や注意点を解説
- 2024年2月29日
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鏡を見たときに毛穴を気にする方は多いのではないでしょうか。
また、ファンデーションが毛穴落ちして目立ってしまうなど心配ごとが尽きないかもしれません。
お肌に関する悩みのうち、毛穴にまつわるものは常に上位を占めています。
悩みの解決には、どうして目立ってしまうかを理解するのがポイントになるでしょう。
この記事では肌質別の原因と、それぞれの原因に対する毛穴のなくし方を説明するので、毛穴目立ちを気にしている方はお役立てください。
毛穴が目立つ部位
頬のほか、おでこや眉間・鼻のTゾーンは毛穴が目立ちやすいため、気にする人が多いかもしれません。
これらの部位が目立ってしまう理由を把握したうえで、対処方法を考えていきましょう。
頬
頬は顔のなかで範囲が広く、外気や紫外線にさらされるため毛穴ができやすくなってしまいます。
コラーゲンやエラスチンの減少のほか乾燥などが原因となって、縦長のしずくのような形をした毛穴が目立ちます。
また、35歳を過ぎるころからは弾力が低下して肌がたるみ、たるみ毛穴が出始めるでしょう。
たるみ毛穴は、通常は丸い形をしている毛穴が皮膚に引っ張られて楕円状に大きく開いてしまうものです。
たるみ毛穴は、メイクの仕上がりが思いどおりにいかないなど悩みの種になってしまいがちなので、早めのケアが求められます。
Tゾーン(おでこ・眉間・鼻)
おでこや眉間は皮脂の分泌量が多いため毛穴開きが起こりやすいほか、シワによって皮膚がたるみ、毛穴が目立つようになりやすい部位です。
鼻も皮脂の分泌が過剰になりやすく、顔の中心にあるため他人の視線を集める部位であり、どうしても毛穴が目立ってしまうでしょう。
また、メイク落としや洗顔の洗い流しが不十分になると、毛穴詰まりを引き起こしてしまいます。
毛穴が目立つ原因
毛穴は、肌の奥から伸びる体毛を包む毛包管が肌の表面で開いたもので、乾燥と皮脂が毛穴を目立たせる原因です。
年齢とともに肌が乾燥しやすくなるのは、個人差はあっても誰しも同じ傾向といえるでしょう。
また、皮脂には肌の潤いを保って乾燥を防ぐとともに老廃物を排出する役割がありますが、過剰な分泌により毛穴が詰まってしまうのです。
乾燥
肌は年齢を重ねると次第に角質層の水分量が減少し、柔軟性が軽減していくものです。
入浴や洗顔後にツッパリを強く感じるのは、そうした影響により肌が乾燥しているからかもしれません。
さらに、加齢や紫外線によってコラーゲンやエラスチンのほか、それらを生み出す線維芽細胞の働きが弱まります。
このため、肌のヒアルロン酸量が減るとハリや弾力も低下してしまうでしょう。
そして、はじめは円状だった毛穴が楕円状になり、たるみにつながるケースが増えるのです。
皮脂分泌
過剰に皮脂が分泌されると古い角質や汚れなどと一緒に排出されなくなり、皮脂が毛穴の中に溜まってしまいます。
溜まった皮脂は毛穴を内側から押し広げるため、毛穴が丸い形に開いて目立ってしまうでしょう。
皮脂の分泌にはホルモンが関係しており、代表的な例として更年期障害があげられます。
しかし、ストレスにより男性ホルモンの分泌が増加するなど、年齢だけが原因ではありません。
また、脂肪分や糖分を多く摂取すると皮脂の過剰分泌を促してしまいます。
このほか、肌が乾燥していると乾燥を防止するために普段よりも余分に皮脂が分泌されてしまうでしょう。
肌質別で考える毛穴開きの原因
肌には人それぞれによってタイプがあり、毛穴が目立つ原因はさまざまといえるでしょう。
肌質ごとに対処法が異なるため、自分の肌に合ったスキンケアをおこなうのが大切なポイントになります。
ここでは肌質を区分して、毛穴が目立ってしまう原因を考えてみましょう。
乾燥肌
外気や紫外線にさらされるだけではなく、間違ったスキンケアや加齢も乾燥肌を引き起こす原因です。
肌の真皮層に水分を保持できなくなると、たるみやしわによるたるみ毛穴ができやすくなります。
また、保湿が不足すると肌のバリア機能が低下してしまいます。
このため、角質層が厚くなりゴワゴワしたり皮がむけたりするので、かさつきがひどく毛穴に陰影ができてしまい目立つようになるでしょう。
乾燥肌の原因によってケアする方法が異なりますので、乾燥肌の人は基本的な原因を見極めましょう。
脂性肌
更年期障害はホルモンバランスが変化し、脂性肌になりやすいといわれます。
また、思春期はホルモンバランスが不安定なため、男性ホルモンが過多になってべたつきがちです。
ほかにも、偏った食事やスキンケアによって、脂性肌に傾いてしまうケースも考えられます。
脂性肌の毛穴は皮脂が詰まって黒く見える場合や、ニキビや吹き出物が炎症を起こしてしまい、毛穴を目立たせるかもしれません。
また、肌がテカるため毛穴が大きく見えてしまうとともに、ニキビをつぶしたりすると凸凹した毛穴になり治らなくなります。
なお、生まれつき脂性肌でない人でも、生活習慣などにより普通肌から脂性肌に変化するので日頃から注意しましょう。
敏感肌
アトピー肌のように生まれつき敏感肌の方もいらっしゃいます。
不規則な生活やストレス、ホルモンバランスの変化、花粉やハウスダストなどが原因で後天的に敏感肌になるケースが多いです。
肌のバリア機能が低下すると、水分が逃げて乾燥し毛穴の開きが目立つようになってしまいます。
敏感肌は乾燥が進むだけではなく抵抗力が弱いため、かゆみや赤み・刺激感・ニキビなどさまざまな症状が起こりやすく、毛穴はザラザラした状態になるでしょう。
簡単!基本の毛穴をなくす方法
一度目立ってしまった毛穴でも、あきらめずにケアして目立たなくさせたいのが本心ではありませんか。
毛穴は一度開いてしまうとなかなか治りにくいのですが、日頃のケアを充実させると徐々に目立ちにくくなるでしょう。
誰もが取り組めるケア方法や毛穴をなくすための基本的な対策を説明するので、気になっている人は実践してみてください。
正しい洗顔やクレンジング
まずは、洗顔やクレンジングを見直すのが基本になります。
メイクや汚れが肌に残っていると皮脂と古い角質が混ざり合って毛穴の中に蓄積されるため、毛穴開きにつながります。
皮脂は毎日分泌されますから、その日の汚れはその日のうちに必ず洗い落としてください。
指でくるくると汚れを浮き出すようにクレンジングを馴染ませると、つまった毛穴汚れもすっきり落とせます。
クレンジングは肌質にあったものを選び、ゴシゴシ擦らずに指の腹を使って優しく洗いましょう。
ホットタオルで肌を温めておくと、皮膚がやわらかくなって汚れが落ちやすくなります。
保湿
肌が乾燥すると肌を守るよう皮脂が過剰分泌してしまうため、保湿ケアを徹底しましょう。
洗顔後には、ホットタオルで毛穴を開いてから保湿効果の高い化粧品を使うよう心がけてください。
化粧水などで毛穴を引き締め、その後に乳液やクリームで肌に必要な油分を与えると効果的でしょう。
ただし、肌への刺激を感じる可能性もあるので、不安な場合は使用前にパッチテストをおこなうとよいでしょう。
紫外線対策
年齢とともに皮膚はゆるみ、毛穴が開いて目立ちやすくなってしまいます。
夏に毛穴が大きくなったと感じるのは、紫外線を浴び、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが破壊されているのが原因と考えられるでしょう。
強い紫外線をあびると、乾燥が進むとともに必要以上に皮脂が分泌され、さらに毛穴が広がる可能性が高くなります。
また、紫外線は皮脂に詰まった汚れや古い角質を酸化させるため、毛穴の中の角栓が黒ずんでしまうでしょう。
毛穴をなくすよう日差しが強い日は外出を控え、どうしても外出する必要があるときには帽子をかぶるなど紫外線対策が大切なポイントです。
生活習慣の改善
毛穴を目立たなくするためには生活習慣の改善も大切です。
ストレスのほか、不規則な生活や無理なダイエットはホルモンバランスの悪化につながり、肌に悪影響を与えます。
十分な睡眠や適度な運動、バランスが整った食事を心がけ、ホルモンバランスを崩さないよう注意しましょう。
健康な肌であれば、年齢による差はありますが28日周期で古い角質が自然に剥がれ落ちます。
これを肌のターンオーバーと呼びますが、この周期が乱れると紫外線などで毛穴が開きやすくなるといわれます。
ライフスタイルを見直すのは毛穴ケアの基本です。
美容皮膚科で毛穴をなくす方法
毛穴をなくす方法をいろいろ試しても、個人差があるので思うように改善されない場合も考えられます。
肌ケアのなかでも、毛穴をきれいにするのには時間がかかります。
代表的な毛穴治療を紹介するので、ケアがうまくいかない場合には美容皮膚科での治療を検討してみましょう。
内服薬・外用薬
美容皮膚科では、医師が肌質や毛穴の状態を見極めるので適切な治療を受けられますが、保険適用外になるケースもあります。
乾燥肌に対する処方薬は保湿剤が中心ですが、毛穴の原因にはホルモンバランスや肌のターンオーバーの乱れなども考えられます。
このため、ホルモンバランスを整えるほか、皮膚の免疫力を高める漢方を処方されるケースもあるでしょう。
また、滞っている角質を除去する働きとともに角質除去作用が認められているクリームが処方されるかもしれません。
美容皮膚科では、医師の判断がなければ処方されない薬によって治療ができるようになる点がポイントです。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、皮膚の表面に安全性の高い化学薬品を塗る治療法で、古い角質や毛穴の汚れを溶かす効果が期待できるものです。
古い角質を取り除いて肌のターンオーバーの正常化を促し、キレイな肌へと導きます。
保湿成分が肌の奥まで行き届くようになり、引き締まった肌を取り戻せるでしょう。
さらにコラーゲンやヒアルロン酸の生成が促進され、お肌にハリが生まれるとともに、開いた毛穴が目立ちにくくなる治療法です。
脱毛
顔脱毛は、毛穴の開きや黒ずみなど毛穴のトラブルに効果的です。
顔の産毛を脱毛すると毛穴が自然と閉じ、凹凸のない滑らかな肌になっていきます。
毛穴自体を縮小させるため、毛穴の開きや毛穴に詰まった皮脂の改善に効果が期待できます。
また、毛の黒い色素を分解するレーザーを照射するため、脱毛と同時に毛穴の黒ずみも解消へと導かれるでしょう。
ダーマペン
ダーマペンとは、とても細い針を使って皮膚に対し、目には見えないほどの小さな穴を開ける治療法です。
針で皮膚に穴を開けるため小さな傷ができますが、その際に皮膚が傷を修復しようする治癒能力を利用して皮膚を美しく、なめらかな状態にします。
本来の自然治癒力を高め肌の生まれかわりを促進し、正常なターンオーバーが促されるため、次第に毛穴の開きが目立たなくなるでしょう。
最近では新たな機器としてダーマペン4が登場しました。従来よりも針の数が多くて速度が速くなり、深く刺すことができるようになり効果が高まりました。
レーザー治療
レーザー治療には、肌の再生を促すものや、毛穴を引き締めるものがあります。
比較的、刺激を感じやすい点がデメリットですが、肌の状態によっては効果があらわれやすい治療法といえるでしょう。
肌を再生する治療法には、一定の間隔でミクロン単位のレーザーを照射し、肌の入替を分割して行う方法もあります。
この治療法の場合には治療回数は3~4週間おきに4~6回が目安となり、治療後はほとんどの肌が新しく入れ替わって肌表面の質感がアップする効果が期待できるでしょう。
レーザーは、黒ずみ毛穴やたるみ毛穴に適したものなど毛穴のタイプごとに治療法が違う点が特徴です。
イオン導入、エレクトロポレーション
イオン導入とは、ビタミンAやビタミンCなど水溶性の成分を微弱電流で流し、皮膚の深部にまで浸透させる治療法です。
エレクトロポレーションはより短時間で大量の美容成分を肌に送り込んで皮脂腺の働きをコントロールし、毛穴を引き締めてハリやツヤが増す効果を目指します。
また、古い角質や毛穴の汚れを溶かす治療法のケミカルピーリングの施術後の肌は余分な角質がとれ肌の吸収力がよくなっています。
このため、ケミカルピーリングを受けるときにはイオン導入も一緒に施すと大きな効果が期待できるのでおすすめです。
まとめ
肌質にあったスキンケアを毎日おこない、睡眠時間や食事に気をつけてストレスフリーで暮らすよう心がけているうちに、毛穴が改善されるでしょう。
しかし、残念ですが場合によっては改善の傾向があらわれないケースも考えられます。
練馬区の石神井公園駅前皮フ科では、毛穴など肌の悩みにお応えしていますので、まずは気軽にご相談ください。