ヒアルロン酸注入後にやってはいけないこと7つ!効果を長持ちさせるコツ&併用できる施術も
- 2024年10月23日
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シワやほうれい線の改善効果が期待できるヒアルロン酸注入は、ダウンタイムが比較的少ない施術とされています。
しかし、ダウンタイムが少ないからといって施術後に普段通り過ごしてしまうと、症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。
本記事では、ヒアルロン酸の注入後にやってはいけないことについて解説します。
ダウンタイム中に起こりやすい症状や、効果を長持ちさせる方法についても解説していますので、ヒアルロン酸注入の施術を検討している方はぜひ参考にしてください。
ヒアルロン酸注入後にやってはいけないこと7つ
ヒアルロン酸の注入後にやってはいけないことは、次の7つです。
- 激しい運動・入浴・サウナ
- 飲酒
- 注入部位へのマッサージ・圧迫・刺激
- 日焼け
- 注入部位へのメイク
- 大切な予定を入れる
- 服用している薬がある場合は事前相談を
それぞれのNG行為について詳しく解説します。
激しい運動・入浴・サウナ
大量に汗をかくような激しい運動や入浴、サウナなどは控えましょう。
汗をかいて血行が良くなると、腫れやむくみといった副作用が起こりやすくなります。
ヒアルロン酸を注入して2~3日程度は、激しい運動やサウナを控えるのがおすすめです。
また、当日の施術後はシャワーのみにしておき、入浴するのは翌日以降にしておきましょう。
飲酒
飲酒もヒアルロン酸の注入後に避けたい行為のひとつです。
激しい運動やサウナと同様に血行が良くなる行為のため、施術後24時間はアルコールの摂取を控えてください。
飲酒可能な時期の目安としては術後2~3日後ですが、むくみやすい体質の方は1週間程度はアルコールの摂取を控えるようにしましょう。
注入部位へのマッサージ・圧迫・刺激
ヒアルロン酸の注入後しばらくは、施術箇所へのマッサージや圧迫なども控えるようにしてください。
ヒアルロン酸は注入してから定着するまでに時間がかかります。その間にマッサージをするとヒアルロン酸が移動して不自然になる可能性があるのです。
また、マッサージによってヒアルロン酸の吸収が早まり、効果の持続期間が短くなる可能性もあります。
施術後1~2週間程度はマッサージやエステなど、注入部位を圧迫したり刺激したりする行為は控えるようにしましょう。
日焼け
ヒアルロン酸注入後の肌は刺激に弱い状態のため、過度に日焼けすると腫れや赤みといった副作用が起きやすくなります。
そのため施術後数日は、日焼け止めクリームや日傘などで日焼け対策を行うようにしてください。
また、日焼け止めクリームを塗る際は、施術部位を強くこすらないように意識しましょう。
注入部位へのメイク
ヒアルロン酸注入後のメイクは施術当日から可能です。しかし、注入部位へのメイクはさけておきましょう。
特に、リキッドファンデーションやクッションファンデーション、アイシャドウなど施術部位を圧迫する可能性があるメイクは、刺激になる可能性があります。
また、注射した傷口から雑菌が入ることで炎症が起きる可能性も。
施術した当日はこれらのメイクを避けるようにし、その後数日は施術部位を圧迫したり、メイク落としの際に強くこすったりするのを控えるようにしてください。
大切な予定を入れる
ヒアルロン酸の注入直後は、結婚式や旅行、デートなど大切な予定を入れないようにしましょう。
ヒアルロン酸の注入は、比較的ダウンタイムが少ない施術とされていますが、人によっては症状が長引く可能性もあります。
そのため、施術後は十分にダウンタイム期間を確保したうえで予定を立てるのがおすすめです。
服用している薬がある場合は事前相談を
服用している薬によっては、あざや内出血といった症状が起きやすくなる可能性があります。
たとえば、バイアスピリンやワーファリンなどの薬を服用している場合、ヒアルロン酸注入によって血流障害が起こる可能性も考えられるため、施術を控えましょう。
薬の種類に関わらず、何らかの薬を服用している方は医師に相談するようにしてください。
ヒアルロン酸注入後〜翌日に起こりやすい症状・副作用
ヒアルロン酸注入は、比較的ダウンタイムの症状が軽いとされている施術です。
しかし、人によっては症状が現れる可能性もあるため、あらかじめどのような副作用が起こり得るのかを理解しておく必要があります。
ヒアルロン酸の注入直後から翌日に起こりやすい症状・副作用は次のとおりです。
- むくみ・腫れ
- 筋肉痛のような痛み
- 内出血
- しこり
- その他
それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。
むくみ・腫れ
ヒアルロン酸を注入する際の刺激によって、一時的にむくみや腫れといった症状が出る可能性があります。
症状は数日~1週間程度で治まる場合が多いですが、気になるからといって患部をマッサージするのはやめましょう。
症状が長引いたり、ヒアルロン酸が他の部位に移動したりする可能性があります。
術後1週間以上経っても症状が治まらない場合は、自分で対処しようとせず、医師に相談するのがおすすめです。
筋肉痛のような痛み
ヒアルロン酸の注入後は、予防接種のように筋肉痛に似た痛みを感じる場合があります。
痛みは数時間~数日で治まるケースがほとんどですが、人によっては注入部分がつっぱるような違和感を覚えることも。
違和感は1週間程度で徐々に慣れていきますが、その間はなるべく患部を触らないように心がけましょう。
内出血
ヒアルロン酸の注入時に注射針が細い血管に当たることで、内出血が生じる可能性もあります。
内出血は施術直後よりも翌日以降に起こりやすく、数日~数週間程度で徐々に薄くなっていくのが特徴です。
特に、目の周りやほうれい線など、皮膚の薄い部位にヒアルロン酸を注入する際は、内出血が起きやすくなるため注意してください。
しこり
注入したヒアルロン酸が一ヵ所で固まり、しこりができる場合があります。
しこりは時間が経つと体内に吸収されるため、基本的にはそこまで問題はありません。
しかし、見た目が気になる場合や痛みを伴う場合は、溶解剤を注入してヒアルロン酸を分解する処置を検討しましょう。
施術後に違和感がある場合は、なるべく早く医師に相談するのをおすすめします。
その他
その他、まれですが感染症やアレルギー反応を引き起こすケースもあります。
ヒアルロン酸注入の際に注意が必要な方は、次のとおりです。
- 免疫力が低下している
- 重度の糖尿病を患っている
- 施術部位に化膿したニキビが大量にある
上記の症状がある方に大量のヒアルロン酸を注入した場合、「バイオフィルム」と呼ばれる菌膜ができ感染症につながることがあります。
上記以外にも、免疫力が下がっているかわからない方や持病がある方など施術に不安がある方は、事前に医師に相談しましょう。
また、ヒアルロン酸は体内に存在している物質であるものの、アレルギー反応が起こる可能性はゼロではありません。
ヒアルロン酸の注入後に、かゆみやじんましんといったアレルギー症状が出た場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムを短くするには?
ヒアルロン酸注入後のダウンタイムを短くするために気をつけたいポイントは、次のとおりです。
- 施術箇所を冷やす
- 施術部位に刺激を与えない
- 血行が良くなる行為を控える
目元やほうれい線など、皮膚が薄い部分にヒアルロン酸を注入する場合、注射針によって内出血が起きやすくなります。
施術後は、氷のうや保冷剤を巻いたタオルなどでこまめに患部を冷やすようにすると、内出血を防いだり、症状を軽くしたりする効果が期待できるでしょう。
また、施術部位を強くこすったり、大量に汗をかいて血行が良くなったりすると、むくみや腫れ、赤みといった症状が出やすくなります。
施術後しばらくは患部に過度な刺激を与えないように意識し、激しい運動やサウナなど血行が良くなる行為も控えてください。
ヒアルロン酸注入前後に他の施術は受けられる?
ヒアルロン酸の注入と平行して他の美容施術を検討している方もいるでしょう。
結論から述べると、ヒアルロン酸の注入前後に受けられる施術はあります。
ただし、効果が弱まったり、身体に負担がかかったりする可能性があるため、施術を行う順番や時期に気をつけることが大切です。
ここでは、ヒアルロン酸の注入前に避けた方が良い施術や、同日に可能な施術について解説します。
注入前に避けた方がいい施術
ヒアルロン酸の注入前に避けた方が良い施術は、次のとおりです。
- 糸リフト
- プロテーゼ挿入
- レーザー脱毛
- レーザーフェイシャルエステ
糸やシリコンを挿入する施術は、身体が拒絶反応を起こしたり、感染症を引き起こしたりする可能性があります。
こうした症状が起きると、ヒアルロン酸注入の施術が受けられなくなるため、リスクを考慮したうえで施術の予定を立てるようにしましょう。
また、腫れや赤みなどの症状が出る可能性があるレーザーの施術も、ヒアルロン酸の注入前には避けるようにしてください。
注入後は2週間〜1ヶ月ほど他の施術を避ける
ヒアルロン酸が馴染むまでは2週間~1ヵ月程度かかります。
ヒアルロン酸が移動したり、吸収が早まったりする可能性があるため、注入後2週間~1ヵ月程度は他の美容施術を控えるのがおすすめです。
ヒアルロン酸注入の直後に他の施術を予定している場合は、事前に必ずクリニックに相談するようにしましょう。
同日に可能な施術もある
次のような美容施術は、ヒアルロン酸の注入と同日にできる可能性があります。
- ハイフ
- ポテンツァ
- ボトックス
ただし、上記の美容施術を行う場合は、いずれもヒアルロン酸注入を「後」にするのがおすすめです。
また、ポテンツァを同日に行うとヒアルロン酸の効果が弱まる可能性があるため、どうしても同じ日に施術したい場合は、事前に医師に相談しましょう。
ヒアルロン酸注入と同日に可能な施術について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
→ダーマペンの進化版!?ポテンツァ
→ボトックス注射について
→やってよかった「たるみ治療」ランキング!たるみの原因と予防方法
ヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせる方法
せっかくヒアルロン酸を注入するのであれば、できるだけ長く効果が続いてほしいものです。
ここでは、ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるためのポイントを4つ紹介します。
生活習慣の乱れに注意する
ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるには、規則正しい生活を送ることが大切です。
生活習慣が乱れ、体内でヒアルロン酸の生成が滞ると、身体は足りない分を注入したヒアルロン酸で補おうとします。
ヒアルロン酸の効果が短くなってしまうため、バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠など規則正しい生活を心がけましょう。
品質の高いヒアルロン酸を選ぶ
できるだけ効果を持続させたいなら、品質の高いヒアルロン酸を注入するようにしましょう。
ヒアルロン酸注入の施術で取り扱っている薬剤は、クリニックによってさまざまです。
そのため、クリニックによってヒアルロン酸注入の費用に違いがあります。
極端に費用が安い場合、ヒアルロン酸の質が悪い可能性があるため、料金だけでなく使用している薬剤についても事前に確認しておきましょう。
技術力を持った医師の施術を受ける
ヒアルロン酸の持続力は、施術を行う医師の技術によっても変わります。
適切な量と場所にヒアルロン酸を注入すれば効果を長持ちさせることにつながるため、実績のある医師に施術を依頼しましょう。
クリニックのホームページから施術実績や経歴などを確認すると、技術力がある医師かを見極めやすくなります。
繰り返し施術を受ける
ヒアルロン酸を長持ちさせるには、繰り返し施術を受けるのも効果的です。
繰り返し施術を受けるごとにヒアルロン酸の吸収スピードがゆっくりになるため、効果が長続きしやすくなります。
そのため、効果が弱まってきたタイミングで再度施術を受け、継続的にヒアルロン酸を注入するようにしましょう。
ヒアルロン酸注入後の過ごし方についてのよくある質問
ヒアルロン酸を注入した後の過ごし方について、よくある質問をまとめました。
Q:ヒアルロン酸注入後は食事制限はある?
ヒアルロン酸を注入した後の食事制限はありません。
顔にヒアルロン酸を注入した場合、食事の際につっぱるような感覚がある方もいますが、馴染むと気にならなくなります。
Q:ヒアルロン酸はどのくらいで馴染む?
ヒアルロン酸が馴染むまでの期間は人によって異なりますが、基本的には2週間~1ヵ月程度です。
その間はヒアルロン酸が移動する可能性があるため、患部を強くこすったり、マッサージしたりする行為は控えましょう。
まとめ
本記事では、ヒアルロン酸の注入後にやってはいけないことについて解説しました。
ヒアルロン酸注入後のNG行為は、次のとおりです。
- 激しい運動・入浴・サウナ
- 飲酒
- 注入部位へのマッサージ・圧迫・刺激
- 日焼け
- 注入部位へのメイク
- 大切な予定を入れる
- 服用している薬がある場合は事前相談を
ヒアルロン酸を注入した後は、これらの行為を避けて過ごすようにしましょう。
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