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ホクロが多い人の特徴とは?原因や予防方法について解説|石神井公園駅前皮膚科|石神井公園|しみ・しわのお悩み

ホクロが多い人の特徴とは?原因や予防方法について解説

ホクロが多い人の特徴とは?原因や予防方法について解説

ホクロには先天性のものと後天性のものがあり、生まれつきあまりホクロがない人でも、気づいたら増えていたということもあります。

中にはホクロをコンプレックスに感じる人も少なくないでしょう。

この記事では、ホクロが多い人の特徴について詳しく解説します。

ホクロが増えてしまう原因や治療方法、ホクロが多い場合に注意が必要な病気などもまとめているため、ホクロに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

ホクロが増える4つの原因

ホクロが増える4つの原因

ホクロが増える原因は主に4つ挙げられます。

  • 体質によるもの
  • 紫外線の影響
  • ホルモンバランス
  • 生活習慣

ここでは上記4つの原因についてそれぞれ解説します。

体質によるもの

ホクロが増えてしまう原因の一つに、体質が挙げられます。

日本人は体質的にホクロができやすい人が多いとされており、生まれつきホクロが多い人もいれば、年を重ねるごとにホクロが増えていく人もいるのです。

加齢によりホクロが増えていく原因としては、次に解説する紫外線の影響が大きいとされています。

また体質は親から遺伝するものが多いですが、ホクロと遺伝の関係性については未だはっきりとわかっていません。

紫外線の影響

ホクロが増える原因の一つとして、紫外線の影響が挙げられます。

ホクロは色素細胞のメラノサイトが皮膚に集まってできるもので、このメラノサイトは紫外線を浴びることで活性化します。

メラノサイトの分布や量によってホクロが生成されやすくなるため、紫外線を多く浴びているとホクロが増える原因となるのです。

日中に外で活動する時間が多い人や肌の露出が多い服をよく着ている人は、紫外線を多く浴びるためホクロができやすいといえます。

またメラノサイトが生成するメラニン色素はシミの原因にもなるため、お肌を若々しく保ちたいのであれば紫外線対策は必要不可欠といえるでしょう。

ホルモンバランスの乱れ

ホクロはホルモンバランスの乱れが原因で増えることもあります。

ホルモンバランスが乱れるタイミングとしては、生理前・妊娠・出産時が挙げられるでしょう。

そのほかストレスや体調不良などによってもホルモンバランスが乱れてしまうことがありますが、このときに女性ホルモンのプロゲステロンが多く分泌されます。

プロゲステロンが多くなるとメラニンも多く作られるため、ホクロが増えやすくなるといったメカニズムです。

ホクロは自然に消えることはある?

ホクロは自然に消えることはある?

ホクロはメラノサイトが皮膚に集まって形成されるもので、自然に消えることはありません。

メラノサイトが生成するメラニン色素によって生じるシミは、セルフケアによってある程度消すことも可能ですが、ホクロを消すためには病院で専門的な治療を受ける必要があります。

病院で行われるホクロ除去の治療方法にはいくつかの種類があるため、治療方法のメリット・デメリットやリスク、費用などの観点から自分に適した方法を選ぶとよいでしょう。

ホクロを増やさないための予防方法

ホクロを増やさないための予防方法

ホクロを増やさないための予防方法は以下の2つです。

  • 紫外線対策を徹底する
  • 生活習慣を見直す

ここでは上記2つの予防方法についてそれぞれ解説します。

紫外線対策を徹底する

紫外線を多く浴びるとホクロが増えやすくなるため、ホクロを増やさないためには紫外線対策を徹底することが大切です。

具体的な紫外線対策としては以下が挙げられます。

  • こまめに日焼け止めを塗る
  • 日傘や帽子を使用する
  • UVカット機能のある衣服を着用する
  • 紫外線の強い時間帯の外出を避ける
  • なるべく日陰を歩く

紫外線対策の基本は日焼け止めを塗ることですが、天気の悪い日でも塗る、室内にいるときもこまめに塗ることが大切です。

天気の悪い日や室内でも紫外線の影響を受けるため、普段以上に対策を徹底しましょう。

また紫外線の強い時間帯の外出を避ける、なるべく日陰を歩くなどを意識して過ごすなども、有効な紫外線対策となります。

生活習慣を見直す

生活習慣の乱れはホルモンバランスの乱れにつながりホクロを増やす可能性もあるため、一度生活習慣を見直してみましょう。

具体的には以下のような生活習慣が理想です。

  • 栄養バランスの整った食生活
  • 十分に睡眠をとる
  • 適度に運動する
  • ストレスを発散する

上記のような生活習慣はターンオーバーを整えるために大切なもので、ホクロを増やさないためだけでなく、シミを予防するのにも役立ちます。

また食事は栄養バランスを重視するのはもちろんのこと、ビタミンやミネラルを豊富に含む食材を積極的に取り入れるのも大切なポイントです。

ぜひ今日から上記の生活習慣を意識して過ごしてみてください。

ホクロが多い場合に気を付けるべき病気

ホクロが多い場合に気を付けるべき病気

ホクロが多い場合に気を付けるべき病気として、以下のようなものが挙げられます。

  • 悪性黒色腫(メラノーマ)
  • 脂漏性角化症
  • 基底細胞がん
  • 有棘細胞がん

ここでは上記4つの病気についてそれぞれ解説します。

悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫(メラノーマ)は、悪性腫瘍の一種です。

ホクロやシミによく似た形をしているため、知らずに放置してしまうケースも少なくありません。

転移しやすい特徴を持つため、一刻も早い治療が必要となります。

典型的な悪性黒色腫の特徴は以下の通りです。

  • 左右非対称
  • 境界がぼんやりしている
  • 色が均一でない
  • サイズが大きい
  • サイズに変化がある

悪性黒色腫はサイズが大きくなるなどの変化があるため、「ホクロが最近急に大きくなった」と感じる場合はなるべく早めに医療機関を受診しましょう。

脂漏性角化症

脂漏性角化症は、皮膚に褐色~黒色の盛り上がったイボのようなものができる病気です。紫外線にさらされやすい顔、頭部、首筋、手足などに生じやすい特徴があります。

皮膚の老化現象によってできるもので、『老人性イボ』と呼ばれることもあります。主に40代以降から発症する方が多く、80代以上ではほとんどの方に見られるものです。

大きさは2~3cm程度のものが多いですが、5cm程度にまで大きくなることもあります。

痛みやかゆみといった症状はなく、悪性化してがんになることもないため、健康的には特に悪影響はありません。

しかし目立ちやすいため、美しい外見を保つために除去治療を行う方も多いです。

基底細胞がん

基底細胞がんは、表皮の一番下にある基底層に生じるがんの一種です。

顔の鼻やおでこ、まぶたといった盛り上がった部分に発生しやすい傾向があります。

肉眼で見るとホクロによく似た見た目をしていますが、ダーモスコピー検査などの特殊な検査機器を使用した検査では正確に診断できます。

また基底細胞がんは、基本的にほかの部位にあまり転移しないがんです。

ただしその場で正常な細胞を破壊し続けてしまうため、なるべく早い治療が必要となります。

有棘細胞がん

有棘細胞がんは、表皮の中間部分にある有棘層に生じるがんの一種です。

主に顔や首などに生じやすく、大きさは1~2cm程度のものが多くみられます。

生傷が出来て紅色またはピンク色の肉芽様の状態になったり、皮膚表面から盛り上がってしこりのようになったりするのが特徴です。

痛みやかゆみはあまり強くないものの大きくなり、

がん細胞がリンパ節へ転移することがあるため、早めに病院を受診して適切な治療を受ける必要があります。

こんなホクロには注意!チェックリスト

こんなホクロには注意!チェックリスト

皮膚表面に現れる症状で、ホクロに似たような特徴を持つ病気はたくさんあります。

注意が必要なホクロの特徴は以下の通りです。

  • 形がいびつ
  • ホクロと肌の境界線がにじんでいる
  • 色ムラがある
  • 直径6mm以上
  • 傷ができている
  • 急激に大きくなった

悪性腫瘍はサイズや色などが変化することがあるため、変化が見られるホクロは特に注意が必要です。

ただし一般の人には判別が難しい部分もあるため、疑わしい場合には医療機関を受診して正確な診断をしてもらうとよいでしょう。

特に皮膚がんの場合は、悪性腫瘍がほかの部位へ転移したりその場で正常な細胞を破壊し続けたりするため、一刻も早い治療が必要となります。

病院でのホクロの除去方法

病院でのホクロの除去方法

病院でのホクロの除去方法は主に以下の4つです。

  • レーザー治療
  • くりぬき法
  • 切開縫合法

ここでは上記4つの方法についてそれぞれ解説します。

レーザー治療

レーザー治療は、ホクロ部分の組織をピンポイントに除去する治療方法です。良性のホクロであると診断された場合のみ適応されます。

レーザー治療にはさまざまな種類がありますが、ホクロの治療に主に使われるのは炭酸ガスレーザーです。

医療機関によっては複数の機器を患者さんに合わせて使い分けているケースもあります。

レーザー治療はメスを使用する方法と比べると肌への負担が少ないメリットがありますが、医師の技術力に依存しやすい治療方法であることは理解しておかなくてはいけません。

医師の技術力が不足する場合、傷跡が歪んでしまったり再治療が必要になったりするケースもあるため、病院選びは慎重に行いましょう。

くりぬき法

くりぬき方は、円筒型のメスでホクロをくり抜く治療方法です。大きさが小さいものに適応があります。

治療後しばらくは傷跡が残りますが、徐々に目立ちにくくなり、最終的にはほとんどわからなくなります。

切除縫合

切除縫合法は、ホクロをメスで除去した後に傷口を縫合する治療方法です。

サイズの大きいホクロや盛り上がった形のホクロも対応可能です。

切開縫合法で除去したホクロは再発リスクが少ないため、より確実にホクロを除去したい場合に推奨されます。

また切開縫合法もくりぬき法と同様に施術後しばらくは傷跡が残りますが、時間の経過とともに徐々に目立たなくなっていきます。

まとめ

ホクロが多い人の特徴として、ホクロができやすい体質であること、紫外線を多く浴びていること、ホルモンバランスが乱れやすいこと、生活習慣が乱れていることなどが挙げられます。

ホクロを増やさないためには、紫外線対策を徹底したり生活習慣を見直したりすることが大切です。

また「最近になってホクロが増えた」「ホクロが急激に大きくなった」などのお悩みがある場合、悪性のホクロである可能性があるため、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。

石神井公園駅前皮膚科では、ホクロの除去治療に対応しています。

もちろん悪性黒色腫や基底細胞がんといった悪性のホクロの診断も可能なため、ホクロに悩んでいる方はぜひ一度当院まで気軽にご相談ください。