痛くない注射の針
- 2019年10月9日
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そろそろインフルエンザのお注射の季節ですね。
ところで、注射や採血に使う針には色々な太さがあります。
もちろん、細い方が刺す時の痛みも少なくなりますが、注射する場所や目的、注射液の量、液体の性質によって針を選択します。
針の太さはゲージ(G)で表します。一般に皮膚科などでの手術時に麻酔する場合には25−27Gを使います。
麻酔をしてしまえば手術も痛くないのですが、この麻酔が痛いですよね。
そこで、当院では顔などのデリケートな部分で小範囲の場合には通常よりかなり細い30G、自由診療の美容施術ではさらに細い33−34Gの針を使用しています。
写真左は25Gの先端、右は34Gで同じ倍率の写真です。
かなり太さが異なることがわかると思います。
(美容施術でもヒアルロン酸の注入のように粘度の関係等でこのような細い針は使用できないことがあります。)
痛みだけでなく、内出血のリスクを軽減するためにもコストはかかりますができるだけ細い針を使用する方針です。