お肌とマスクとニキビダニ!
- 2020年6月3日
- ブログ
暑くなって、そろそろ梅雨もはじまりそうですね。
これからの生活にも欠かせないマスクですが、皮膚科ではマスクの影響と思われる頬の湿疹や赤み、かゆみで受診される方も増えています。
マスクによって頬がこすれて皮膚表面のバリア機能が低下したり、蒸れて痒くなることが影響しているのでしょう。
お化粧をしない女性も多いと思いますが、スキンケア、特に保湿は今まで以上にしっかりしてください。
紙のマスクより布製のマスクの方が痒くない場合もあるようです。試してみてくださいね。
ところで、ニキビダニをご存知ですか?
ニキビダニとは顔ダニ、毛包虫、デモデクス、などと呼ばれるダニの種類でほぼ全ての人の毛穴の皮脂線に寄生しています。
通常は害がありませんが、何らかの原因で増えてしまうとニキビのようなブツブツができます。
今年はマスクを長時間、頻回に使用することで、鼻の周囲は温度も湿度も高い状態になることも要因だと思います。
症状は赤みとプツプツとした小さなニキビのような湿疹ができます。鼻の周囲に多くみられます。
湿疹と勘違いして湿疹のお薬(ステロイドなど)を塗って、治らないばかりか、悪化して受診される方も多いです。
通常のニキビ用のお薬では治らないことも多いので、是非、皮膚科にかかって調べてもらってください。