ほくろを薄くする&除去方法!自力で行うリスク&増やさないための対策
- 2024年6月12日
- ブログ
ほくろは肌の印象に関わるため、薄くしたり、除去したりして目立たなくしたいと考えている方もいるでしょう。
本記事では、ほくろを薄くする方法や除去する方法、自分で治療するリスクについて解説します。
ほくろの治療を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
ほくろとは?
ほくろとは、「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」や「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれる良性の腫瘍です。
メラニンを作る色素である「メラノサイト」が変化すると「母斑細胞」となり、それらが集まってほくろになります。
色は褐色~黒色のものまでさまざまで、大きさは1.5cmまでのものが一般的です。
また、ほくろは母斑細胞が集まっている場所によって、次の3種類に分類されます。
名称 | 母斑細胞の分布 |
---|---|
境界母斑 | 表皮と真皮の境目 |
複合母斑 | 境目と真皮内の両方 |
真皮内母斑 | 真皮内 |
皮膚とほくろとの境界がはっきりしていないものについては注意が必要です。
一見するとほくろのようでも、「基底細胞癌」や「悪性黒色腫」など悪性の腫瘍である可能性も考えられます。
ほくろを薄くする方法
ほくろを取りたいと思っていても、「メスを使って除去するのは怖い……」となかなか治療に踏み切れない方もいるでしょう。
そのような悩みを抱えている方におすすめなのが、ほくろを薄くする施術です。
ほくろを薄くする施術には、主に以下2つがあります。
- Qスイッチレーザー
- フォトフェイシャル
それぞれの施術について詳しく見ていきましょう。
Qスイッチレーザー
Qスイッチレーザーは、メラニン色素のみに反応するレーザーを照射することでほくろの色を徐々に薄くしていく施術です。
皮膚の浅い部分(表皮)はもちろん、深い部分(真皮)のメラニン色素にも対応しているため、さまざまなほくろの治療に効果を発揮します。
皮膚を削らずにほくろ治療ができるため、ダウンタイムが少ないのが特徴です。
石神井公園駅前皮フ科では、以下の料金でQスイッチレーザーの治療を行っています。
5mmまで | 11,000円 |
---|---|
1cmまで | 22,000円 |
1年以内に治療したほくろが再発した場合、無料で再施術を行う「1年保障」も付いているため、お気軽にご相談ください。
フォトフェイシャル(ステラM22)
フォトフェイシャルは、光の照射によってシミやそばかす、ニキビ跡などさまざまな肌トラブルを緩和する施術です。
治療目的に合わせて照射範囲や波長を変えられることで、顔全体からほくろなどのピンポイントな部位まで効果的に治療ができます。
また、肌への負担を抑えながら治療できるため、施術当日からメイクができるのも魅力といえるでしょう。
石神井公園駅前皮フ科では、以下の料金でフォトフェイシャルの治療を行っています。
1回 | 5回コース
(10%オフ) |
10回コース
(20%オフ) |
|
---|---|---|---|
1種類(※) | 22,000円 | 99,000円 | 198,000円 |
2種類(※) | 26,400円 | 118,800円 | 211,200円 |
3種類(※) | 30,800円 | 138,600円 | 246,400円 |
1ショット | 2,200円 | ー | ― |
(※黒色(シミ)・赤色(ニキビ跡)・たるみの中から選択可能)
コースを終了した後半年間は5回コースが10%、10回コースが20%オフになるため、フォトフェイシャルに興味のある方はお気軽にご相談ください。
その他のほくろ除去の方法
ほくろを完全に取ってしまいたい場合、次のような方法があります。
施術名・除去方法 | 除去できるほくろ |
---|---|
炭酸ガスレーザー | 小さいほくろ・平らなほくろ |
くり抜き法 | 4ミリ以下のほくろ |
切除縫合 | 隆起したほくろ・大きいほくろ |
それぞれのほくろ除去方法について、詳しく見ていきましょう。
炭酸ガス(CO2)レーザー
炭酸ガス(CO2)レーザーは、ほくろに炭酸ガスレーザーを照射して除去する方法です。
小さなほくろを大量に取りたい方などに向いています。
ただし、炭酸ガスレーザーで除去できるのは「小さくて平らなほくろ」のため、大きいほくろや隆起したほくろには対応できない点に注意しましょう。
くり抜き法
くり抜き法とは、ほくろの形に沿って円形にくり抜いて除去する方法です。
しかし、くり抜き法は表面だけでなく根っこから組織ごと除去できるため、治療したほくろが再発しにくいという特徴があります。
また、5ミリ未満のほくろであれば縫合の必要がなく、手術による切除より身体への負担を軽減できるでしょう。
切除縫合
切除縫合は、手術によってほくろを切除した後、傷口を縫合して完全に閉じる方法です。
大きなほくろや隆起しているほくろなど、他の切除方法では対応できないほくろを除去できます。
また、切除縫合は患部を完全に取り除くのが目的のため、ほくろが再発するリスクを抑えられるのも大きな特徴です。また傷痕の治りが早く線状の細い傷跡となるので、レーザーよりかえって目立たない場合もあります。
セルフでのほくろ除去は危険
皮膚科で行うと費用が高額になるため、自分でほくろを除去しようと考える方もいるかもしれません。
しかし、セルフでのほくろ除去にはさまざまなデメリットや危険性があります。
そのため、正しい知識や技術、アフターフォローのある皮膚科でほくろを除去するのがおすすめです。
ここでは、セルフでほくろを除去した場合のリスクについて解説します。
ほくろ除去クリーム:重い皮膚障害のリスク
ほくろ除去クリームとは、ほくろにクリームを塗布して除去する方法です。
海外のECサイトなどで簡単に安く手に入ることから、ほくろ除去クリームの使用を検討している方もいるかと思います。
しかし、ほくろ除去クリームには、成分や使用方法によって重い皮膚障害が発症するリスクがあるため注意しなければなりません。
実際に、国民生活センターでは「点痣膏」という中国製のほくろ除去クリームによって「火傷のような痕が残った」といった声が寄せられています。
参照:NHK首都圏ナビ
もぐさ:火傷・感染・化膿のリスク
もぐさとは、よもぎを原料として作られたものです。
このもぐさを肌に直接乗せ、火を付けてほくろを焼くことで除去します。
しかし、もぐさによるほくろ除去は火傷するリスクがあるため、あまりおすすめはできません。
重度の火傷を負うと傷口から感染症を引き起こしたり、瘢痕が残る可能性もあります。
針やナイフ:傷跡が残る・感染や出血のリスク
針やナイフを使い、物理的にほくろを除去しようと考える方もいるかもしれません。
しかし、針やナイフを使った除去方法は危険を伴うため、激しい痛みを感じるのはもちろん、次のようにさまざまなリスクもあります。
- 大量に出血する
- 傷跡が残る
- 針やナイフから感染する
- ほくろを確実に除去できない
新品の器具であっても、正しく滅菌しないと傷口から感染症を引き起こす可能性があるでしょう。
そのため、皮膚科など専門知識を有する機関でほくろを除去することをおすすめします。
ほくろ除去後の傷跡をきれいにするには?
ほくろを除去した場合、傷跡はなるべく小さく目立たないようにしたいものです。
ここでは、ほくろを除去した後の傷口をきれいにするためのポイントについて見ていきましょう。
状態・サイズに合った方法を選ぶ
ほくろは、大きさや形、根の深さなどによって適切な除去方法が異なります。
たとえば、「レーザー治療がしたい」と思っていても、ほくろの根が深ければ何度も照射する必要があり、結果的に切除縫合した方が傷跡が目立ちにくいことも。
また、小さいほくろが散らばっている場合には、メスを使うよりもレーザーを照射した方が術後がきれいになる場合もあります。
そのため、ほくろの状態やサイズに合った除去方法を選ぶようにしましょう。
丁寧なアフターケアをする
ほくろの除去後は丁寧にアフターケアをするのも大切です。
次のようなアフターケアができていると、傷跡がきれいになるほか、ほくろの再発を防止する効果も期待できるでしょう。
- 患部をきれいに洗う
- 患部が乾燥しないように保護・保湿する
- 縫合した場合は盛り上がらないようにテープを貼る
ただし、これらのアフターケアは自己判断ではなく、必ず医師の指示に従って行ってください。
ほくろを薄くする・除去治療で後悔しないためのポイント
ほくろを薄くしたり、除去したりする治療で後悔しないためにも、施術後は以下の点に注意して過ごしましょう。
- 日焼けしない
- しっかり洗う
- 肌に強い刺激を与えない
ほくろ治療を行った後の肌は、デリケートな状態です。
上記のポイントを心がけて過ごし、色素沈着や感染を防ぐようにしてください。
ほくろ治療で失敗しないための対策や、クリニック選びのポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
ほくろが増える原因&増やさないための方法
「なぜほくろが増えるのか」「ほくろを増やさないためにはどうすれば良いのか」とお困りの方もいるでしょう。
ほくろが増える原因は、主に次の2つです。
- 紫外線による刺激
- 皮膚への刺激
ここでは、ほくろを増やさないための方法について見ていきましょう。
紫外線対策
紫外線を浴びると、肌を守るために体内でメラノサイトが生成されます。
メラノサイトは変化するとほくろになるため、紫外線対策をして生成されるのを防ぐことが大切です。
曇りや雨の日でも紫外線はあるため、天候に関わらず紫外線を浴びすぎないように対策を心がけましょう。
皮膚への刺激に注意する
強くこすったり、圧迫したりする刺激によってもほくろが発生する可能性があります。
自宅でマッサージする際はオイルやクリームを塗ってから行い、肌に過度な刺激を与えないようにしましょう。
ほくろを薄くする・除去治療についてのよくある質問
ほくろを薄くしたり除去したりする治療について、よくある質問をまとめました。
Q:ほくろが薄くなる食べ物やビタミンはある?
ほくろが薄くなる効果のある食べ物はありません。
しかし、食生活が乱れるとメラニン色素が定着しやすくなるため、栄養バランスの取れた食事を心がけるのがおすすめです。
特に、ビタミンやミネラルが豊富な食材を多く取り入れるようにすると、ほくろができにくくなるでしょう。
Q:ほくろが自然に消えることはある?
一度できたほくろが自然に消えることはありません。
自分でほくろを取るのはリスクが伴うため、皮膚科などの専門機関での治療がおすすめです。
石神井公園駅前皮フ科では、「手術」「炭酸ガスレーザー」「Qスイッチレーザー」によるほくろ治療を行っています。
Q:ほくろは除去した方がいい?しなくてもいい?
ほくろが良性の場合、本人が気にしていなければ除去する必要がありません。
ただし、ほくろだと思っていたものが、実は悪性の腫瘍だったケースもあります。
そのような場合は、しっかりと検査して除去しなければなりません。
ほくろは病気の可能性も!皮膚科を受診しよう
ほくろが良性か悪性かを素人が見極めるのは難しく、専門医でなければ区別が付けられません。
ほくろが悪性だった場合は皮膚がんの恐れがあり、放置すると病気が進行する可能性があります。
そのため、「ほくろが大きくなってきた気がする」「ほくろがかゆい」など少しでも異変を感じた場合は、すぐに皮膚科を受診するようにしてください。
まとめ
本記事では、ほくろを薄くする方法や除去する方法、自分で治療するリスクについて解説しました。
ほくろを自分で対処しようとすると、火傷や化膿、感染症などの重大な皮膚トラブルが起こる可能性があるため、皮膚科で治療することが大切です。
また、気にならないからと放置したほくろに、重大な病気が潜んでいる可能性もあります。
そのため、少しでも違和感がある場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。
石神井公園駅前皮フ科では、以下のほくろ治療に対応しています。
- 手術
- 炭酸ガスレーザー
- Qスイッチレーザー
さまざまな施術の中から、ほくろの状態に合わせて最適な方法を提案しているため、ほくろでお困りの方はお気軽にご相談ください。