ポテンツァ後のダウンタイムはどれくらい?過ごし方や注意すべき症状を解説
- 2025年2月3日
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ポテンツァ施術に興味があっても、施術後のダウンタイムの期間や途中経過などがわからず、一歩が踏み出せない方はいらっしゃいませんか。
この記事では、ポテンツァの概要やダウンタイムにどのような症状が起きるのかを説明します。施術後の過ごし方もご紹介しますので、ポテンツァへの理解を深めるために役立ててください。
ポテンツァとは
ポテンツァとは、極細の針の先端から高周波(RF)を照射する美容治療です。
高周波の照射により、肌の自己再生力を高めるコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
コラーゲンは肌を支え、エラスチンはコラーゲンを束ねて肌の弾力を作り出す繊維状タンパク質ですが、年齢を重ねると減少するため肌のハリがなくなるのが難点です。
そこで、ポテンツァ施術により肌の自己再生力を引き出すと、しわやたるみなどの肌悩みを緩和し、色素沈着やニキビ跡を目立たなくする効果も期待できます。
施術する際、その方の肌の状態に応じて針の深さを調整できるのもポテンツァの特徴です。
痛みを少なくできるうえ、針を深く差し過ぎるなどの施術中のトラブルも回避できます。
ポテンツァ後のダウンタイムはどれくらい?
ポテンツァのダウンタイムは、数日から1週間を目安にしてください。
美容治療でダウンタイムを確保するのは、施術後の肌を休ませて自己再生力を引き出すのが目的です。
ダウンタイム中であっても、施術の翌日にはいつもどおり洗顔やメイクもできるなど、日常生活への影響はほとんどありません。
個人差や施術前の肌の状態にもよりますが、ダウンタイム中から効果を実感できるのもポテンツァが注目を集める理由です。
肌に穴をあけて刺激を与える他の治療法よりもダウンタイムが短いため、心理的な負担をやわらげる効果も期待できます。
ポテンツァのダウンタイムが短いのはなぜ?
ポテンツァのダウンタイムが他の施術方法よりも短いのは、以下の2つの理由があるからです。
- 極細の針を使用している
- 止血作用がある
ここでは、それぞれの理由を説明します。
極細の針を使用している
ポテンツァ施術の際、極細の針を使用するため肌にあく穴が小さくなり、短時間で修復できます。
肌にあいた穴が大きければ元の状態に戻るまでの時間も多くかかるため、ダウンタイムを長期間設定しなければなりません。
また、あける穴が小さくなると、施術する際の痛みを軽減する効果も見込めます。
針を挿入する際、皮膚を吸い込みながら施術する手法を取り入れているのも、肌への負担をやわらげる狙いがあるからです。
止血作用がある
ポテンツァは、施術する際に針先から高周波を出し、肌の奥に熱エネルギーを届ける美容治療です。
熱エネルギーの持つ止血作用により、針を刺しても内出血や赤みが生じにくくなり、修復期間を短縮化する効果も期待できます。
ダウンタイムは、肌を休ませるのが目的です。
止血作用により肌を休ませる期間を短縮できると、自己再生力の早期の活性化につながります。
ポテンツァ後のダウンタイム中の肌状態
ポテンツァ施術後のダウンタイム中の肌状態を事前に把握しておくと、不安をやわらげる効果があります。
ここでは、施術当日と2~3日後、4~7日後に分けて説明しますので参考にしてください。
施術当日
ポテンツァをおこなった当日は、施術した部分に赤みが生じ、腫れをともなうケースがあります。
腫れにより、肌が熱を持っているように感じる方や、ヒリヒリする痛さに近い感覚を覚える方もいるほどです。
この感覚は、日焼けしたときの肌のほてりを想像すると、わかりやすいでしょう。
熱っぽさや痛い感覚は施術当日だけで落ち着きますが、肌の負担を軽減するためにメイクはできません。
受診する際、マスクや帽子など赤みや腫れをカバーするグッズを準備しておくと安心です。
2~3日後
施術から2~3日経過すると、個人差はありますが、赤みや腫れが少なくなります。
腫れや赤みが治まるとともに、針を刺した部分に目に見えないくらい小さなかさぶたができることがあります。
肌の表面を触ってみるとザラザラしていますが、肌が自己再生力で対応しているため心配ありません。
かさぶたは、肌が再生すると自然に剥がれ落ちます。
肌に負担をかけないように、ゆったりと過ごすのがポイントです。
4~7日後
ポテンツァを施術して4〜7日経過すると、ざらざらした感じがなくなるとともに、少しずつ肌の変化を実感できる方も多くなります。
しかし、肌は回復したように見えても、落ち着いてはいません。
もう少し、肌に刺激を与えない暮らしを続けます。
また、施術後に内出血が生じるケースもありますが、1~2週間くらいで症状が治まるのが一般的です。
内出血した部分は、紫色から黄色に変わっていくのが気になりますが、マスクやメイクでカバーしましょう。
ポテンツァ後のダウンタイムで起こる症状
ポテンツァ施術後のダウンタイムで起こるおもな症状には、以下の5つがあります。
- 赤みや腫れ
- 熱感やヒリヒリ感
- かさぶた
- 内出血
- 色素沈着
ここでは、症状を1つずつ説明します。
赤みや腫れ
ポテンツァの施術直後から赤みや腫れがあらわれるのは、極細の針を肌に刺したりRF照射をしたりするのが原因です。
肌が赤くなるのは、針であいた穴を修復しようとする血流量の増加によるもので、体内の自然な反応であるため問題ありません。
個人差がありますが、遅い方でも1週間で赤みは治まります。
腫れがひどいときはむくんでしまうケースもあり、目の周囲などに起きやすい症状です。
多くの方が1〜2日で徐々に治まります。
腫れやむくみがひどいときは無理をせず、安静に過ごしましょう。
熱感やヒリヒリ感
ポテンツァのダウンタイム中は、腫れによる熱っぽさやヒリヒリした感覚を覚える方もいます。
熱っぽさやヒリヒリする感覚は、極細の針を刺す施術による肌への刺激が原因です。
通常は数日、長くかかるケースでも1週間くらいで感じなくなります。
自宅で熱っぽさに対処する方法は、保冷剤や氷をくるんだ濡れタオルを軽く当てて冷やすのがおすすめです。
また、ジェル剤のついた保冷シートや日焼けしたあとのほてりを鎮めるローションは、肌に刺激を与える場合があるため、利用を控えましょう。
かさぶた
ポテンツァで使用する針は極細のため、あける穴も小さくなります。
自然再生力によって生じるかさぶたも、小さいサイズしかできません。
そのため見た目ではわからず、かゆみや触ったときの肌のざらつきで気付く方もいます。
しかも、ポテンツァは、肌の奥に止血作用のある熱エネルギーを届ける美容治療です。
施術する際に止血すると、かさぶたを短期間に形成するため、傷の修復にかかる時間を短縮する効果も見込めます。
洗顔したあとに水分を取り除く際は、タオルでゴシゴシこすらず、軽くおさえるようにします。
内出血
ポテンツァ施術後、針で刺した部分に近いところが内出血するケースがあります。
毛細血管が破裂するのが原因であり、あざができやすい方は内出血しやすいためご注意ください。
内出血すると肌の色が周囲と異なりますが、メイクでカバーできるくらいです。
ダウンタイム中のメイクは、肌の負担を軽減するために敏感肌用の基礎化粧品を使いましょう。
メイクやクレンジングする際は強くこすらない、洗顔料はスクラブ入りを避けるなど、肌をいたわるのがポイントです。
内出血は自然に消えてなくなるため、気にしすぎないようにしましょう。
色素沈着
ダウンタイム中に色素沈着を起こすのは、まれなケースです。
もしできても多くの場合、3~6ヵ月で目立たなくなります。
色素沈着が発生する原因は、針で刺した跡が腫れたり赤みが生じたりした際、肌の内部にメラニンが溜まるからです。
ポテンツァ施術以外では、火傷や虫刺され、湿疹やニキビができたときなどに発生します。
少量のメラニンであればターンオーバーとともに排出しますが、大量に溜まったときは対処できません。
ターンオーバーの周期は、28日が目安です。
時間はかかりますが、自然に消失するまで、保湿や紫外線対策をおこなうなど適切なケアを継続しましょう。
ポテンツァ後のダウンタイムを長引かせないための過ごし方
ポテンツァ施術後のダウンタイムを過ごす際、長引かせないためのポイントがあります。
- しっかり紫外線対策をする
- しっかり保湿をする
- 血行がよくなる行動を控える
ここでは、ポテンツァ施術後の過ごし方を説明します。
しっかり紫外線対策をする
ポテンツァ施術後の肌は敏感になっており、紫外線に対するバリア機能が低下しやすくなります。
直射日光を避け、外出する際はUVケア製品を積極的に利用しましょう。
UVケア製品はSPF値の高いものを選び、帰宅後は敏感肌用の洗顔料できれいに洗い流すのがポイントです。
クリームなどを使いたくないときは、サングラスや帽子を着用し日傘を併用します。
ダウンタイム中に紫外線を浴びすぎると、色素沈着を引き起こすリスクに加え、腫れや赤みの回復が遅くなるケースも想定しておかなければなりません。
ダウンタイム中はできるだけ外出を控える、日中よりは早朝や午後の遅い時間帯に変更するなど柔軟な対応を心がけましょう。
しっかり保湿をする
ポテンツァ施術後に、肌が乾燥しやすいと感じる方が多くなるのは、肌のターンオーバーを促進できているからです。
セラミドを配合しているクリームやワセリンなどは、水分が蒸発するのをセーブしながら、外部の刺激から肌を守る効果も期待できます。
洗顔はぬるま湯を使い、洗ったあとはタオルでこすらないようにしましょう。
肌の水分を補うには、意識的に飲料を多く飲むのもポイントです。
ビタミンCの多い果物や野菜を食べると、肌へのメラニン定着を少なくできますし、ビタミンEの多い大豆やナッツ類は肌のターンオーバーを促進する効果が見込めます。
血行がよくなる行動を控える
ダウンタイム中に普段の生活よりも血行がよくなると、腫れや赤みが強くなるケースもあります。
血行を促す行為は、サウナや入浴、激しい運動、飲酒などです。
入浴する際は、ぬるめのお湯にして短時間で済ませます。
他にも、鍋物や刺激の強い食べ物も血行をよくするため、控えるのがポイントです。
鍋物などのアツアツメニューやスパイスの効いたメニューを食べると、大量の汗をかいたり体がほてったりします。
汗やほてりは血行がよくなっている症状であり、ダウンタイム中は好ましくありません。
マッサージやエステサロンでの施術も血行がよくなるため、ダウンタイムが終わるまで我慢しましょう。
ポテンツァ後のダウンタイム中にこんな症状が出たら要注意
多くの方がポテンツァを施術した部分に赤みや腫れを感じますが、ダウンタイム中に症状が治まらない場合は放置してはいけません。
なかでも、過剰に腫れているときや腫れた部分に膿がみられるときは、感染症にかかっているかもしれません。
早急に、担当医に連絡しましょう。
赤みが広がらない場合でも、1週間以上経過しても治らないときや内出血が長引いているときも、相談をおすすめします。
個人差はありますが、我慢できないほどの腫れや痛みを覚えるときは、クリニックを受診するのが解決策です。
ポテンツァ後のダウンタイムを短くするにはクリニック選びが重要
ポテンツァのクリニックを選ぶときには、以下の3つの観点がダウンタイムを短くするために欠かせません。
- 経験豊富な医師がいるか
- きちんとカウンセリングしているか
- しっかりしたアフターフォロー制度があるか
ここでは、クリニック選びに欠かせないポイントを説明します。
経験豊富な医師がいるか
施術する医師の技量次第で、ポテンツァは仕上がりが異なります。
ダウンタイムを短くできるかは、医師が過去におこなった施術数の多さが重要です。
そこで、施術先を決める際には、あらかじめクリニックの公式ホームページを確認します。
ポイントは、在籍している医師は施術経験が豊富か、医師の経歴や診療内容がわかりやすく説明してあるかなどです。
また、施術にかかる費用を明確に表示してあるかも、確認しておくと安心できます。
口コミサイトを活用するのも、クリニック選びのポイントです。
きちんとカウンセリングしているか
しっかりと時間をかけてカウンセリングをしているクリニックは、施術範囲や仕上がりなどの希望を共有できます。
カウンセリングの際は、ポテンツァの効果だけでなく、リスクも説明してくれるかがポイントになります。
また、オプションメニューの追加を促していないか、費用の説明や質問に対する回答を避けていないかなどもチェックが必要です。
しっかりしたアフターフォロー制度があるか
カウンセリングでは、アフターフォロー制度について確認してください。
ダウンタイム中の連絡先や受け入れ体制を確立しているか、料金はメニューに含まれているのかがポイントです。
ダウンタイム中、どのような症状になったら相談するのかを事前に説明してくれるクリニックは、アフターフォロー制度が充実しているといえます。
ポテンツァのダウンタイムを不安なく過ごすために、万全のフォロー体制を整えているクリニックを選びましょう。
まとめ
ポテンツァ後のダウンタイムは数日から1週間が目安になっており、赤みや腫れなどの症状が出るのが一般的です。
ダウンタイムを長引かせないためには、保湿や紫外線対策、運動や飲酒など血行をよくする行動を控えてください。
ポテンツァの経験豊富な医師が在籍する石神井公園駅前皮フ科に、気軽に相談してみましょう。