塗り薬の使用期限は?
- 2019年5月23日
- ブログ
汗ばむこの時期になると毎年、肘や膝の後ろが痒くなる、手や指にブツブツができて痒い、虫に刺される、、、など皮膚のかゆみは一度良くなっても繰り返すことが多いですね。
そこで、『去年いただいた虫刺されの薬を塗っていいかしら』、『お薬がたくさん余っているけれど去年と同じ症状だから残りの薬を使おうかしら』。そういう質問を多くいただきます。
未開封の軟膏などはチューブの端に使用期限が書かれています。数年は使うことができます。
使用途中のチューブでも日陰の涼しいところに保管してあれば使えることが多いと思います。
ただし、ステロイド軟膏と保湿クリームの混合薬など調合してあるお薬は使用期限が短くなります。
分離したり、一見、変質していない様に見えても薬効が落ちていたり、また指を入れて使うので汚染している可能性もあります。
一般に混合薬は4週から8週の使用期限と言われています。
混合してあると塗りやすく便利ですが、長期保存には適しません。古い混合剤は捨ててくださいね。
また、去年のかゆみと今年のかゆみが同じ原因かわからない場合はお薬を塗る前に受診していただいた方が正確な診断ができますので、早めの受診をお勧めします。