ダーマペンの効果はいつから実感できる?施術回数ごとの効果の違いについても解説
- 2025年7月11日
- ブログ
ダーマペンはニキビ跡やシミ・くすみ、たるみといった幅広い肌悩みを改善する美肌治療です。
ダーマペンを検討している方の中には、「いつから効果が現れるの?」「効果を高めるためにはどうしたらいいの?」といったお悩みを抱える方も少なくないでしょう。
この記事では、ダーマペンの効果が現れる時期について詳しく解説します。
施術効果を高めるためのポイントやダーマペンに関するよくある質問などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
ダーマペンとは
ダーマペンは超極細針で肌に微細な穴を開け、皮膚の自然治癒力によってコラーゲンやエラスチンの生成を促進したり、ターンオーバーを促したりする治療方法です。
ターンオーバーは肌が生まれ変わるサイクルのことで、この周期が乱れるとさまざまな肌トラブルの原因になります。
ダーマペンでターンオーバーを正常化することで、健康的でハリのある肌を目指せるのです。
また医療機関で現在導入されているダーマペン治療の機器は『ダーマペン4』が一般的で、針を刺す深さを肌悩みに合わせて調整でき、最大4ミリの深さまで施術できるメリットがあります。
さらにペン型で先端部分が小さいため、小鼻や目元といった細かな部分の治療も可能です。
ダーマペンに期待できる効果
ダーマペンは以下のような効果が期待できます。
- ニキビ跡の改善
- シミやくすみの改善
- たるみの改善
- 毛穴開きや黒ずみの改善
- 肌のハリや小じわの改善
ここでは上記5つの効果についてそれぞれ解説します。
ニキビ跡の改善
ダーマペンはニキビ跡の改善に効果的な美肌治療です。
ニキビ跡にはさまざまな種類がありますが、ニキビ跡の凹みに効果があります。軽度のものであればダーマペンで綺麗に改善される可能性が高いです。
ニキビ跡は真皮層までダメージが達することにより起こるもので、通常のスキンケアで改善されることはほとんどありません。
一度できてしまったニキビ跡は専門的な治療を受けないと改善が難しくなるため、ダーマペンをはじめとした美肌治療を受けることが推奨されます。
ダーマペンは肌の自然治癒力によって真皮層の再生を促進できるため、徐々にニキビ跡が薄くなる効果が期待できるでしょう。
たるみの改善
ダーマペンはたるみの改善効果も期待できます。
たるみは加齢により起こりやすい症状で、直接的な原因はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分が減少してしまうことです。
これらの美肌成分は加齢に伴って徐々に減少し、肌の若々しさを失わせる原因になります。
ダーマペンによって皮膚の細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、たるみの改善につながるのです。
毛穴開きや黒ずみの改善
ダーマペンは毛穴開きや黒ずみの改善にも効果的です。
毛穴開きや黒ずみはセルフケアでも改善が可能な症状ですが、効果が現れるまで根気強くケアし続けなくてはいけません。
普段の生活習慣を改善したり古い角質や皮脂を除去したりする必要があるため、効果がみられる前に挫折してしまう方も少なくないでしょう。
ダーマペンならセルフケアよりも楽に毛穴開きや黒ずみを改善可能です。
ターンオーバーを正常化させることで肌の生まれ変わりを促進し、毛穴開きや黒ずみの原因となる皮脂や角栓を排出できます。
肌のハリや小じわの改善
ダーマペンは肌のハリや小じわの改善にも効果が期待できる美肌治療です。
肌のハリや小じわも、たるみと同様にコラーゲンやエラスチンの減少によって起こります。
ダーマペンはコラーゲンやエラスチンの生成が促進でき、徐々に肌にハリを取り戻せます。
ダーマペンの効果はいつから現れる?
ダーマペンは施術後すぐに効果が現れるわけではありません。
ここでは効果が現れるまでにかかる期間や施術回数ごとの効果について解説します。
施術後1週間~2週間で効果が現れ始める
ダーマペンは施術後1週間〜2週間程度で効果が現れ始めます。
施術直後は軽度の出血や赤みがあり、1〜2日程度で症状が落ち着きます。
その後徐々に肌のざらつきや赤みが少なくなり、1週間程度で目立たなくなるでしょう。
実際の効果が現れるのは1週間~2週間後で、1か月ほど経過すると効果が安定します。
ダーマペンは3~5回程度の施術が推奨される治療方法であるため、肌悩みや肌の状態に合わせて施術を受けることをおすすめします。
ダーマペン1回の効果
大きな肌悩みがない場合は、ダーマペン1回でもキメやハリの改善といった効果を実感できる場合があります。
ダーマペンは基本的に複数回施術を受けることを前提とするため、1回目であまり効果を実感できなくても不安に感じる必要はありません。
肌の表面にあまり変化が見られなくても、体内ではコラーゲン・エラスチンの造成やターンオーバーの正常化といった変化が現れています。
また新たな肌トラブルの抑制効果も期待できるため、この時点で目立った効果が出なくても焦らずケアを行いましょう。
ダーマペン3回の効果
ニキビ跡や毛穴、肌質の改善効果は、3回目くらいから実感できることが多いようです。
肌悩みにもよりますが、3回の施術で十分に効果を実感できる場合もあれば、ようやく効果を実感し始めて改善までもう少し施術回数が必要となる場合もあります。
ダーマペン5回の効果
ダーマペンの施術を5回受けると、濃い色素沈着やクレーター状のニキビ跡、毛穴開き、傷跡などの改善効果を実感しやすくなります。
3回の施術で効果が実感できなかった場合でも、5回施術を受けるとはっきりとした効果を実感できる場合が多いです。
ただし深いクレーターや傷跡などはやはり施術回数が必要となるため、6回以上施術を行わなくてはいけないケースもあります。
ダーマペン10回以上の効果
深刻な肌トラブルの改善を目指す場合、10回以上の施術が必要になることもあります。
回数を重ねるほど効果が実感しやすくなるダーマペンですが、適切な回数を守らないとかえって逆効果になる可能性がある点には注意が必要です。
肌を傷つけて自然治癒力によって肌質を改善する治療方法のため、適切な回数を超えると色素沈着などの肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
10回以上の長期的な治療になる場合、医師と相談のうえで計画を立てることをおすすめします。
ダーマペンの効果を高めるためのポイント
ダーマペンの効果を高めるポイントは以下の通りです。
- 適切な回数・頻度で施術を受ける
- 適切な深度設定で施術を受ける
- 悩みに合わせた薬剤・施術と組み合わせる
- 施術後の注意点をしっかり守る
- 保湿ケアを徹底する
- 肌への摩擦や刺激を避ける
ここでは上記6つのポイントについて詳しく解説します。
適切な回数・頻度で施術を受ける
ダーマペンの効果を高めるためには、適切な回数・頻度で施術を受けることが大切です。
ダーマペンの適切な回数は肌悩みによって異なりますが、基本的には3~5回程度の施術が推奨されています。
施術頻度は1か月に1回が理想とされており、それよりも短い間隔で施術を受けてしまうと肌に負担がかかってしまいます。
自分の肌質や肌悩みも考慮したうえで、医師と相談しながら適切な回数・頻度で施術を受けましょう。
適切な深度設定で施術を受ける
ダーマペンの効果を高めるためには、適切な深度設定で施術を受けることが大切です。
ダーマペンは針の深さを自由に設定できますが、この深さは患者さんの肌トラブルや目的に合わせて設定しなくてはいけません。
適切な深度設定をしてくれる信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
悩みに合わせた薬剤・施術と組み合わせる
ダーマペンの効果を高めたいなら、悩みに合わせた薬剤・施術と組み合わせましょう。
ダーマペンはさまざまな薬剤と組み合わせることができ、その組み合わせによって得られる効果が大きく異なります。
自分の肌悩みを医師に相談して、悩みに合わせた薬剤や施術を提案してもらうとよいでしょう。
施術後の注意点をしっかり守る
ダーマペンの効果を高めるためには、施術後の注意点をしっかり守ることも大切です。
具体的な注意点としては以下のようなものが挙げられます。
- 直後の洗顔やメイクは控える
- 刺激の強いスキンケアを控える
- 肌への刺激を避ける
- 紫外線対策を徹底する
- 入浴や運動を控える
上記の注意点を守らずに過ごしてしまうと、ダーマペンの効果を得られない可能性があるだけでなく、肌トラブルを引き起こす恐れもあります。
施術後には医師や看護師から説明があるため、それに従って過ごすようにしましょう。
保湿ケアを徹底する
ダーマペンの施術後は保湿ケアを徹底することが大切です。
施術後は肌が敏感な状態で、外部からの刺激を受けやすくなっています。
乾燥するとその影響がさらに大きくなるため、施術後は普段よりもさらに保湿ケアを徹底することが大切です。
特に肌が乾燥しやすいシャワー後や洗顔後はすぐに保湿するように心がけましょう。
肌への摩擦や刺激を避ける
ダーマペンの効果をより高めるためには、肌への摩擦や刺激を避けることが大切です。
例えば洗顔の時に肌を強くこすってしまったり、肌に刺激の強いスキンケア用品を使ったりすると、肌への負担が大きくなります。
肌をこすらないように注意したり、肌にやさしいスキンケア用品を使ったりするなどして、肌への摩擦や刺激を最小限に抑えましょう。
ダーマペンの効果に関するよくある質問
ダーマペンの効果に関するよくある質問をまとめました。
- ダーマペンの効果に個人差がある理由は?
- ダーマペンの効果の持続期間は?長持ちさせることはできる?
- ダーマペンで効果が出ない人もいる?
ここでは上記3つの質問について詳しく解説します。
ダーマペンの効果に個人差がある理由は?
ダーマペンの効果に個人差がある理由は、患者さんによって以下のような要因が異なるためです。
- 肌の状態
- 体質
- 施術頻度
- 施術方法
- 施術後のケア
そのため同じニキビ跡治療でも、患者さんによって肌の状態や体質が異なるため、効果の現れ方に違いが出ます。
また施術後のケアも効果に大きく影響するため、日ごろのスキンケアやアフターケアにも注意することが大切です。
ダーマペンの効果の持続期間は?長持ちさせることはできる?
ダーマペンの効果の持続期間は悩みによって異なり、ニキビ跡のクレーターや傷などは一度治れば基本的に元に戻ることはないといわれています。
その他の肌のハリや小じわ改善効果を長持ちさせるためには、適切なアフターケアと定期的に施術を受けることが大切です。
効果が切れる前に施術を受けることで、効果を長期間維持できるでしょう。
また生活習慣を見直したり、スキンケア用品を肌にやさしいものに変えたりするのも有効です。
ダーマペンで効果が出ない人もいる?
ダーマペンは正しく施術を受ければ効果が現れる治療ですが、中には効果が現れないと感じる人もいます。
ダーマペンで効果が出ない人の特徴は以下の通りです。
- ダーマペンの効果を勘違いしていた
- 施術後すぐに効果が出ると思っていた
- 施術後の注意点を守らなかった
- 肌質にあっていなかった
- 1回の施術で効果が出ると思っていた
- 日々のスキンケアに問題がある
- 施術を行う医師の技術力に問題があった
- 金属アレルギーが原因で肌トラブルが起きた
- 自分でセルフダーマペンを行った
そもそもダーマペンの効果を勘違いしていたり、効果がすぐに出ると思っていたりする場合、「ダーマペンは効果が出ない治療だ」と感じてしまう場合があります。
またきちんと施術を行っていれば効果が出るような人でも、医師の技術力が問題で思ったように効果が得られない場合もあるため注意が必要です。
このような事態を避けるためにも、信頼できるクリニックを選びましょう。
まとめ
ダーマペンは施術後1週間〜2週間後を目安に効果が現れ始めます。
しかし複数回の施術が必要となるケースが多く、1回目の施術ではあまり変化が見られない場合も少なくありません。
肌表面に変化が現れなくても、体内ではコラーゲンやエラスチンの増生やターンオーバーの改善といった変化が現れ始めているため、落ち込まずに繰返し施術を受けましょう。
施術を受ける適切な回数は肌悩みによって異なりますが、3~5回が目安となります。
施術回数や頻度については、医師と相談するとよいでしょう。
石神井公園駅前皮膚科では、ダーマペン4による美肌治療を行っています。
皮膚科専門医として20年以上の経験を積んだ医師が施術を行っているため、ニキビ跡やシミ・くすみをはじめとした肌悩みにお困りの方はぜひ当院まで気軽にご相談ください。