ジュベルックの効果は?持続期間や適切な施術頻度について解説
- 2026年5月15日
- ブログ
目次
ジュベルックは、肌のハリ不足やニキビ跡、毛穴開きなど、年齢や肌質によって生じやすい悩みに使われるコラーゲンブースターの一つです。
肌の内側から作用して悩みにゆっくりアプローチするため、自然な変化を求める方からも注目されています。
この記事では、ジュベルックの主な効果について詳しく解説します。
効果持続期間や副作用・リスク、ジュベルックに関するよくある質問などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
ジュベルックとは
ジュベルックとは、肌のハリや弾力をサポートする薬剤で、韓国を中心にアジアやヨーロッパでも使われています。
『PDLLA(ポリD,L-乳酸)』と『非架橋ヒアルロン酸』を組み合わせた薬剤で、コラーゲン生成を促進する働きがあり、肌の弾力の改善や傷跡の修復などの作用があります。
コラーゲンブースターとも呼ばれているもので、近年注目されている薬剤の一つです。
ジュベルックのメイン成分であるPDLLAは、医療分野でも縫合糸として利用されている素材です。
体の中でゆっくり分解され、最終的には水と二酸化炭素に変わるため、長期間体内に残らず安全性が高い特徴があります。
毛穴開き・たるみ毛穴・小じわ・ニキビ跡のくぼみなど、肌の凹凸が気になる方に選ばれるケースが多い治療です。
ジュベルックで期待できる効果
ジュベルックは、肌の内側でコラーゲンが作られやすい状態を作り、ハリや弾力を整えるスキンブースター(肌育注射)です。
主に以下の5つの効果が期待できます。
- ニキビ跡やクレーターの改善
- 肌の凹みの改善
- 毛穴開きの改善
- 小じわの改善
- 肌質の改善
ここでは上記5つの効果についてそれぞれ解説します。
ニキビ跡やクレーターの改善
ジュベルックは、ニキビ跡やクレーターが気になる方に選ばれやすい薬剤です。
ジュベルックにはコラーゲンの生成をサポートする働きがあり、ダメージを受けた真皮にゆっくりアプローチしていきます。
凹んだ部分が徐々にふっくらし、表面の凹凸感が和らぐ効果が期待できるでしょう。
肌の凹みの改善
肌に残った凹みはメイクでも隠しにくく、悩みになりやすいポイントです。
ジュベルックは、真皮層でコラーゲンが作られる働きを助けるため、こうした凹みの改善に用いられることがあります。
低下していた弾力が戻りやすくなることで、肌が内側から持ち上がるような変化が期待できるでしょう。
深い凹みの場合は効果がゆっくりと現れることもあるため、医師と相談しながら施術回数を調整することが大切です。
自然な質感を保ちながら、凹みを目立ちにくくしたい方に向いています。
毛穴開きの改善
毛穴開きは、皮脂量・乾燥・加齢によるたるみなどさまざまな要因が重なって目立ちやすくなります。
ジュベルックは肌の弾力を引き上げる効果が期待できるため、目立ちやすい毛穴の対策としても使用されています。
毛穴の黒ずみが気になる人でも、土台となる肌質が整うことで、見た目が滑らかに感じられることがあります。
個人差はありますが、毛穴が目立ちにくい肌を目指すサポートになるでしょう。
小じわの改善
目元や口元に出る細かいシワは、乾燥や加齢によって増えやすい悩みです。
ジュベルックは肌のハリを取り戻す働きがあるため、小じわが目立つ部分によく使われています。
真皮でコラーゲンが生まれやすくなることで、たるみやすい部分がふっくらしやすくなり、細かいシワの影が薄く見えるようになります。
効果の出方には個人差がありますが、自然なボリューム感を求める人には比較的相性が良い治療でしょう。
肌質の改善
ジュベルックは、単に部分的な悩みにアプローチするだけではなく、肌全体の質感を改善したい方にも向いています。
コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌の水分保持を助けることで、乾燥しにくいしっとりとした状態を保ちやすくなります。
キメが整うことで、くすみやハリ不足が気になりにくい肌を目指せる点も魅力です。
また、色素沈着を抑える作用が報告されており、肌のトーンが整ったと感じる方もいます。
さまざまな肌トラブルをまとめてケアしたい人に適した治療です。
ジュベルックの効果持続期間
ジュベルックは、時間をかけて肌の内側に働きかける薬剤です。
そのため、即効性が期待できるものではなく、徐々に変化が実感できるタイプの治療といえるでしょう。
ここではジュベルックの効果が現れる時期や効果持続期間、適切な施術頻度について解説します。
ジュベルックの効果が現れる時期
ジュベルックに含まれる非架橋ヒアルロン酸は保湿力が高く、施術直後から数日以内に肌がしっとりしたり、ハリを感じられたりする場合があります。
ただし、この保湿による変化は短期間で落ち着きやすい傾向があります。
一方、主成分であるPDLLAはゆっくりと真皮に働きかけ、コラーゲンが作られるのを助ける作用があるため、施術から2〜3週間ほどで変化を感じ始めるケースが多いです。
さらに、数ヶ月かけて徐々にハリ感や凹凸の改善を実感する方もいます。
効果の出方には個人差がありますが、ゆっくりと長く続く変化を求める人に向いた治療です。
ジュベルックの効果持続期間
ジュベルックはPDLLAが体内に留まっている間に効果が持続する治療で、一般的には1〜2年程度は持続するとされています。
PDLLAは時間をかけて水と二酸化炭素に分解されるため、急になくなることはありません。
肌の内側で少しずつ働き続けることで、ハリや弾力の向上、ニキビ跡の改善などが続きやすくなります。
ただし、効果の持続期間は肌質や生活習慣、もともとの肌の状態などでも違いが出ます。
定期的なメンテナンスを組み合わせることで、より長く理想の状態を維持しやすくなるでしょう。
ジュベルックの適切な施術頻度
ジュベルックは1回だけでも軽い変化を感じられる場合がありますが、しっかりと効果を出したい場合は複数回の施術が推奨されます。
1ヶ月おきに3回の施術を1クールとして、治療を行うと良いでしょう。
この間隔で治療を進めると、コラーゲンが作られるタイミングと薬剤の作用が重なり、肌が整いやすくなります。
3回の施術が終わった後は、半年〜1年後を目安にメンテナンスを受けると効果がより安定します。
特にハリ不足や毛穴開きなど、継続して改善したい悩みがある場合は複数回の施術を検討しましょう。
施術の適切な回数や間隔は悩みの種類や肌の状態によって変わるため、カウンセリングで医師と相談しながら決めることが大切です。
ジュベルックの副作用・リスク
ジュベルックは比較的安全性が高いとされている治療ですが、医療行為である以上、副作用やトラブルのリスクを完全にゼロにはできません。
特に注入系の施術は、薬剤を直接肌の内部に届けるため、施術直後から数日間は肌に変化が生じることが多いです。
自然に落ち着く軽度の症状である場合が多いですが、まれにアレルギーやしこりなど医師の確認が必要な症状が起こることもあります。
そのため、施術前にはリスクを理解しておくことが重要です。
ここではジュベルックの副作用・リスクについてそれぞれ解説します。
一時的な副作用
ジュベルックの注入後は、赤み・腫れ・むくみ・内出血・軽い痛みなどの一時的な副作用が現れることがあります。
数日〜1週間程度で落ち着くことが多いですが、症状の強さや持続期間は個人差があります。
なかでも内出血は起こりやすい副作用の一つです。
細い血管に針が触れることで出現しますが、時間とともに黄色〜紫色の色味に変化しながら自然に吸収されていきます。
腫れや赤みも同様に改善することが多く、日常生活に支障が出るほど強い症状が続くことはまれでしょう。
また、入浴や運動で血行が良くなると腫れが悪化することがあるため、施術当日は肌に負担をかけない過ごし方を意識することが大切です。
アレルギー反応
ジュベルックに使用されている成分は、医療分野でも活用されているPDLLAと非架橋ヒアルロン酸で、一般的にアレルギーを起こしにくい素材として知られています。
しかし、どの薬剤でもアレルギー反応が起こる可能性はあります。
注入後にアレルギー反応とみられる症状(激しいかゆみ・発疹・息苦しさなど)が現れた場合は、早めの受診が必要です。
アレルギーは体質によって起こるため、事前に完全に予測することはできませんが、これまでに注入系治療でトラブルがあった場合は必ず医師に伝えることが大切です。
しこりや炎症
ジュベルックは、粒子が丸い形に整えられているPDLLAを採用しているため、周囲の組織に与える刺激が少ないとされています。
そのため、しこりや炎症のリスクは比較的低いと考えられていますが、全く起こらないわけではありません。
しこりができても、通常は時間とともに吸収されますが、気になる場合は医師に相談しましょう。
ジュベルックに関するよくある質問
ジュベルックに関するよくある質問をまとめました。
- ジュベルックの施術方法は?
- ジュベルックに即効性はある?
- ジュベルックを受けられない人はいる?
ここでは上記3つの質問についてそれぞれ解説します。
ジュベルックの施術方法は?
ジュベルックには、以下のような施術方法があります。
| 手打ち | 医師が直接、注射針を使い、狙った深さに薬剤を丁寧に注入していく方法です。ニキビ跡や小じわなど、細かい部分へのアプローチに優れています。 |
|---|---|
| 水光注射 | 専用の機械を使用し、複数の細い針で均一に薬剤を入れていく方法です。顔全体に広く注入したい場合に適しており、ムラのない仕上がりが期待できます。 |
| ポテンツァ | 専用の機械に搭載されているマイクロニードルで、広範囲に均一に薬剤を入れていく方法です。広範囲の治療に適しています。 |
クリニックによって対応可能な施術方法が異なるため、水光注射やポテンツァといった専用機械を使用した施術を受けたい場合は、クリニック選びの際に注意が必要です。
また、どの方法が合うかは肌悩みによって異なるため、医師と相談して検討しましょう。
ジュベルックに即効性はある?
ジュベルックには、ヒアルロン酸のような「施術直後にボリュームが出る」といった即効性はありません。
ジュベルックは肌の中でゆっくりと働き、コラーゲンを作りやすい環境を整えることを目的とした薬剤です。
このため、実感できる変化は数週間〜数ヶ月かけて徐々に現れます。
早い方だと1回目の施術後に肌の質感の変化を感じるケースもありますが、ニキビ跡の凹みや毛穴など、深い悩みは複数回での施術で徐々に改善されていくことが多いです。
ジュベルックを受けられない人はいる?
以下に当てはまる人は、ジュベルックを受けられない場合があります。
- 出血性疾患・自己免疫疾患・重度の糖尿病がある人
- 施術部位に創傷・重篤な皮膚疾患および感染症がある人
- 妊娠中・授乳中の人
適応の判断は医師が行うため、不安な点がある場合は初回の診察で相談することが大切です。
まとめ
ジュベルックは、肌内部のコラーゲン生成を促進することで、自然なハリや弾力をもたらす効果が期待できる薬剤です。
個人差がありますが、効果は1〜2年程度持続する特徴があります。
1回の施術で効果を実感する人もいますが、肌悩みによっては2~3回程度の施術に加え、その後の継続的なメンテナンスが必要となるケースが多いです。
適切な施術回数・頻度は個人差があるため、医師と相談してみましょう。
石神井公園駅前皮膚科では、ジュベルックの注入治療に対応しています。
毛穴開きや小じわ、ニキビ跡など複数のお悩みがある方は、ぜひ当院までご相談ください。
監修者情報
河野 美乃里
石神井公園駅前皮膚科 院長
経歴
- 平成6年
- 北海道大学 医学部 卒業
- 平成15年
- 日本医科大学大学院 博士課程修了 医学博士
- 平成15年
- 日本医科大学多摩永山病院皮膚科 医局長
- 平成18年
- 米国マサチューセッツ州立大学医学部 博士研究員
- 平成22年
- 日本医科大学多摩永山病院 皮膚科 医局長
- 平成23年
- 埼玉県内の総合病院皮膚科 部長
- 平成27年
- 杉並区内の皮膚科クリニック 院長
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会
- 美容皮膚科学会
- 日本アレルギー学会