帯状疱疹
- 2019年2月12日
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帯状疱疹
水痘(みずぼうそう)は水痘、帯状疱疹ウイルスの感染で発症しますが、皮膚にでた発疹から神経を伝わって神経節内にウイルスが潜伏します。この冬眠した状態のウイルスが過労や免疫力の低下など何らかの誘因で、再活性化して発症するのが帯状疱疹です。ウイルスが再活性化されると神経節内で増え、知覚神経を通って皮膚に達しに感染し、赤い丘疹や水疱が神経の走行に沿って帯状に出現します。他のヒトから感染して帯状疱疹になるわけではありません。
赤い斑点があらわれる数日前から1週間ほど前に、皮膚のかゆみ、違和感、ピリピリ感などを伴うことがあり、神経痛のような痛みが出現するため、神経痛と勘違いして整形外科を受診したり、顔や頭部では片方だけの眼痛、頭痛としてあらわれて、眼科や内科を受診されることがあります。
初期には単純ヘルペスという類似の疾患との区別が難しいことがありますが、水泡からの迅速検査で5分ほどで診断が可能になっています。
治療
治療は抗ウイルス薬の内服薬が基本になります。
痛みが長引くことも多いので、長期間服用可能な副作用の少ない痛み止めを内服することもあります。
生活上の注意
帯状疱疹は疲労やストレスが原因となり、免疫力が低下したときに発症します。十分な睡眠と栄養をとり、精神的・肉体的は安静を心がけましょう。
患部を冷やさないようにしましょう。冷えると痛みがひどくなりますので、できるだけ温めて血行をよくしましょう。
水ぶくれは破らないようにしましょう。
小さな子供との接触は控えましょう。帯状疱疹が他の人にうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児などが水泡に触ると水ぼうそうとして感染することがあります。