目の下のたるみの原因は?セルフケア・治療方法について解説
- 2026年5月15日
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目の下のたるみは、顔の印象を大きく左右する悩みの一つです。
疲れて見えたり、実年齢よりも老けた印象になったりしやすいため、日頃から気になっている方も少なくありません。
たるみの原因は一つではなく、皮膚の弾力低下や眼輪筋の衰え、眼窩脂肪の突出など、複数の要因が関係しています。
この記事では、目の下のたるみの原因について詳しく解説します。
目の下のたるみのセルフケア方法や治療方法もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
目の下のたるみの原因
目の下のたるみの主な原因として、以下の4つが挙げられます。
- 皮膚の弾力の低下
- 眼輪筋の衰え
- 眼窩脂肪によるたるみ
- 目の酷使や目の下への摩擦刺激
ここでは上記4つの原因についてそれぞれ解説します。
皮膚の弾力の低下
目の下のたるみの大きな原因の一つが、皮膚の弾力の低下です。
肌は『表皮』『真皮』『皮下組織』という3つの層からできており、特に真皮の状態が目元のハリに直結します。
紫外線や加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンが減ったり変性したりすると、皮膚が支えを失い、徐々にたるみが目立つようになるのです。
さらに、肌の水分を維持するヒアルロン酸も年齢とともに減ってしまうため、加齢とともに皮膚が乾燥しやすくなり、弾力も落ちやすくなります。
眼輪筋の衰え
目の周りを囲んでいる『眼輪筋』が衰えると、皮膚を支える力が弱くなり、目の下がたるみやすくなります。
眼輪筋はまばたきの度に使われる筋肉ですが、加齢や生活習慣によって筋力が落ちてしまうことがあります。
例えばパソコンやスマートフォンを長時間見ていると、まばたきの回数が減り、眼輪筋があまり動かなくなることで筋力低下が早まることがあるのです。
まばたきは筋肉を動かして血行を良くする働きもあるため、回数が減ることで目元の血流が悪くなり、疲れやすい状態になってしまいます。
眼窩脂肪によるたるみ
目の下にある『眼窩脂肪』は、眼球を守るクッションのような役割があります。
しかし、年齢とともに脂肪を支えている組織が衰え、眼窩脂肪が重力によって前に押し出されてくると、目の下がふくらんだように見えます。
この状態が影のようになり、たるみや疲れた印象につながることがあるのです。
特に加齢に伴って頬が痩せてくると、段差ができて影が強調され、さらにたるみが目立ちやすくなります。
眼窩脂肪が原因のたるみは自力で改善するのが難しいため、医療機関での治療が必要となります。
目の酷使や目の下への摩擦刺激
目の下のたるみの原因として、目の酷使や目の下への摩擦刺激が挙げられます。
パソコンやスマホの使用時間が長いとまばたきが少なくなり、筋肉への刺激が減るため、眼輪筋が衰えやすくなります。
また、乾燥や睡眠不足も目元に負担をかけ、たるみの原因になるでしょう。
他にも、クレンジングでゴシゴシ擦るなどの摩擦刺激が続くと、薄い皮膚がダメージを受け、ハリを失いやすくなります。
生活習慣を見直すことで、たるみの進行を抑えやすくなります。
目の下のたるみのセルフケア方法
目の下のたるみには、以下のセルフケア方法が有効です。
- マッサージ
- ツボ押し
- 表情筋トレーニング
- 保湿ケア
- 紫外線対策
- 目を擦らない
- 眼精疲労の予防
ここでは上記7つのセルフケア方法についてそれぞれ解説します。
マッサージ
目の下のたるみをケアする方法として、目元のマッサージが有効です。
特にパソコンやスマホを長く見る生活が続くと、目元の筋肉が緊張して血流が悪くなりやすいため、マッサージで血行を促進しましょう。
- 両手の親指を左右の耳の下あたりに当て、中指の腹で、目の下を目頭から目尻に向けてさする
- 眉の下のアイホールに沿って、眉頭からこめかみに向けてさする
- こめかみを小さな円を描くようにしてさする
- 目の下の目頭から目の中央までさすり、目の下の中央で小さな円を描くようにしてさする
- こめかみを押しながら目玉を左右に動かし、数秒間目を閉じる
- 目玉を上下に動かし、数秒間目を閉じる
マッサージをするときは、指先ではなく指の腹を使い、皮膚を押しすぎないように注意しましょう。
専用クリームやオイルを使って滑りを良くすると、摩擦が減り、肌への負担も少なくなります。
ツボ押し
ツボ押しは、目の下のたるみケアとして取り入れやすく、疲れた目元をすぐにリフレッシュできる方法です。
目の周りには血行を良くしたり、筋肉の緊張をほぐしたりするツボが集まっています。
指の腹を使い、強く押し込まないようにやさしく押すのがポイントです。
- 攅竹(さんちく):左右の眉頭の下
- 太陽(たいよう):左右の目尻の外側のくぼみで、こめかみよりもやや目尻寄り
- 球後(きゅうご):左右の目尻の下
- 四白(しはく):瞳の真下で小鼻の横
これらのツボを毎日短時間押すだけでも、目元の緊張がほどけてスッキリ感が得られます。
表情筋トレーニング
目の下のたるみの原因になる眼輪筋の衰えには、表情筋トレーニングが有効です。
目をぎゅっと閉じて5秒キープし、その後大きく目を開いて5秒キープするという動きを繰り返してみましょう。
これを1セットとして、毎日5セットずつ行うのがおすすめです。
また、両手を眉の上に置いたまま、まぶたを開くトレーニングも効果的です。
下まぶたを引き上げるようにして目線を上に向けると、普段あまり使わない筋肉に刺激が入るため、目の下の引き締め効果が期待できます。
スマホの使用後や目が疲れたタイミングで取り入れると、リフレッシュしながらケアできるでしょう。
保湿ケア
目の下のたるみを防ぐためには、保湿ケアが大切です。
目元は皮膚が薄く乾燥しやすいため、カサつくとハリがなくなり、たるみや小じわが目立ちやすくなります。
普段のスキンケアに加えて、アイクリームや目元用パックを取り入れると、乾燥によるトラブルを予防しやすくなるでしょう。
毎日保湿ケアを丁寧に行うことで、明るい印象の目元につながります。
紫外線対策
紫外線は目の下のたるみを悪化させる大きな原因の一つのため、季節に関係なく、毎日の紫外線対策を忘れずに行うことが大切です。
日焼け止めは毎朝しっかり塗るようにしましょう。
目元は塗り残しやすいため、丁寧に伸ばすのがポイントです。
また、UVカット効果のあるメガネやサングラス、帽子、日傘などを併用すると、よりしっかり肌を守ることができます。
曇りの日や屋内でも紫外線の影響は受けるため、天気や場所に関係なく日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。
目を擦らない
目元を擦る癖があると、皮膚に大きな負担がかかり、たるみを進める原因になります。
メイク落としや目のかゆみ、眠気を感じたときなど、無意識のうちに目を擦ってしまう人は特に注意が必要です。
メイクを落とす際は、専用リムーバーをコットンにしっかり含ませ、擦らず押さえるようにしてオフすると摩擦を減らせます。
アイラインやマスカラが落ちにくい場合でも、力を入れるのではなく、リムーバーを馴染ませてからやさしくふき取ることが大切です。
目がかゆいときは目薬を使用する、洗顔時も泡で包み込むようにして洗うなど、目元に刺激を与えないように意識してみましょう。
眼精疲労の予防
目の下のたるみを防ぐためには、眼精疲労を溜めない生活を心がけることが大切です。
パソコンやスマホを使用するときは、30分ごとに30秒目を閉じて休憩するなどの対処法が有効です。
また、ホットアイマスクで目元を温めると筋肉のこわばりがほぐれ、血流が改善しやすくなります。
その他にも、目薬でドライアイ対策をする、画面との距離に注意する、画面の明るさを調整するなどの工夫を取り入れることで、眼精疲労の予防につながるでしょう。
目の下のたるみの治療方法
目の下のたるみには、以下のような治療方法があります。
- フォトフェイシャル
- HIFU
- ヒアルロン酸注入
- 脂肪注入
- 外科的手術
ここでは上記の治療方法についてそれぞれ解説します。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、シミ治療で人気がある光治療の一つですが、肌のハリ不足が気になる方にも適しています。
光の刺激で肌の内部に働きかけ、コラーゲンの再生を促します。
その結果、目元の皮膚にハリが戻り、たるみが目立ちにくい状態を目指せるのです。
施術時の負担が比較的少なく、短時間で受けられるのも大きな特徴です。
日常生活への影響が少なく、忙しい方でも受けやすい治療といえます。
HIFU
HIFUは、超音波の力を使って皮膚の深層部をピンポイントで加熱する治療方法です。
肌表面に負担をかけずに深層へ刺激を届けることができ、肌の内側から引き締める効果が期待できます。
このリフトアップ効果を目的に選ばれることが多く、切らずに治療できる点が特徴です。
施術後すぐに変化を感じる人もいれば、数ヶ月かけてゆっくり変化するケースもあり、感じ方には個人差があります。
施術を継続的に受けることで、ハリのある状態を保ちやすくなります。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、目の下のボリュームが減った部分にヒアルロン酸を補うことで、たるみやくぼみを改善する治療方法です。
施術直後から変化を感じやすい点が特徴で、忙しい方でも受けやすい治療方法といえます。
ただし、たるみの程度によってはヒアルロン酸のみでは十分な改善が難しい場合があります。
その場合は、HIFUなどの機器治療や外科的治療と組み合わせた『コンビネーション治療』が検討されることが多いです。
脂肪注入
脂肪注入は、自分の体から採取した脂肪を目の下に注入する治療方法です。
自己組織を使うためアレルギー反応のリスクが少なく、自然な仕上がりを目指しやすい点が特徴です。
加齢によって失われたボリュームを補うことで、目の下のへこみをふっくら見せ、たるみを改善しやすくなります。
一方で、脂肪の定着率には個人差があり、吸引時に痛みや腫れが出る場合もあります。
また、医師の技術によっては凹凸が生じる可能性があるため、経験のある医師に相談することが大切です。
軽度〜中度のたるみに向いている治療方法で、重度の場合は外科手術と合わせた治療が提案される場合もあります。
外科的手術
外科的手術は、メスを使用してたるみを改善する治療方法です。
軽度~重度のたるみに対応でき、術後の状態を長く維持できるメリットがあります。
| 経結膜脱脂法 | 下まぶたの内側を切開し、前に押し出された脂肪を取り除く方法。皮膚の表面に傷がつかないメリットがあるものの、脂肪を取りすぎると将来くぼみが目立つ可能性があります。 |
|---|---|
| 表ハムラ法 | 皮膚表面から切開し、脂肪を除去せずに移動させて骨膜に固定する方法。くぼみが出にくく自然な仕上がりを目指しやすい一方、一時的に傷跡が目立ちます。 |
| 裏ハムラ法 | 下まぶたの内側から切開し、脂肪を移動させる方法。表に傷が残らないメリットがありますが、費用が高くなりやすい傾向があります。 |
どの治療が合うかは、たるみの程度や皮膚の状態によって異なります。
複数の治療を行えるクリニックで相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
目の下のたるみに関するよくある質問
目の下のたるみに関するよくある質問をまとめました。
- 目の下のたるみは自力で治せる?
- 目の下のたるみができやすい人の特徴は?
- 目の下のたるみ治療で後悔しないためのクリニックの選び方は?
ここでは上記3つの質問についてそれぞれ解説します。
目の下のたるみは自力で治せる?
目の下のたるみは、セルフケアだけで治すのは難しいです。
保湿ケアやマッサージで一時的に目立ちにくくすることはできますが、根本部分に働きかけたい場合は美容医療が選択肢となるでしょう。
目の下のたるみが気になるときはクリニックで相談し、自分に適した治療方法を提案してもらうことをおすすめします。
目の下のたるみができやすい人の特徴は?
目の下のたるみが目立ちやすいのは、もともと目袋が出やすい骨格の人です。
骨格の影響によって影ができやすく、若い頃からたるみのように見えるケースもあります。
たるみを改善したい場合は、クリニックで相談すると状態に合った治療方法を検討できます。
目の下のたるみ治療で後悔しないためのクリニックの選び方は?
目の下のたるみ治療で後悔しないためには、複数の治療方法を扱っているクリニックを選ぶことが大切です。
目の下のたるみにはさまざまな治療方法がありますが、どの方法が合うかは人によって異なります。
医学的に適した治療を提案してもらうためにも、選択肢が多いクリニックを探すのがおすすめです。
また、医師の技術力によって仕上がりが左右される治療もあるため、信頼できる医師が在籍するクリニックを選ぶことも大切です。
不安があればカウンセリングで質問し、自分に合う治療方針を提示してくれる医師を選びましょう。
まとめ
目の下のたるみは加齢だけでなく、眼輪筋の衰えや眼窩脂肪によるたるみ、目の酷使や目の下への摩擦刺激など、さまざまな要因が重なって起こります。
セルフケアでたるみの進行を緩やかにしたり、目元をスッキリ見せたりすることはできますが、根本的な治療にはなりません。
たるみを改善したい場合は、医療機関を受診し、自分に合った治療方法を提案してもらいましょう。
石神井公園駅前皮膚科では、目の下のたるみの治療に対応しています。
比較的ダウンタイムの少ない『フォトフェイシャル』などの治療方法を扱っているため、たるみが気になる方はぜひ当院までご相談ください。
監修者情報
河野 美乃里
石神井公園駅前皮膚科 院長
経歴
- 平成6年
- 北海道大学 医学部 卒業
- 平成15年
- 日本医科大学大学院 博士課程修了 医学博士
- 平成15年
- 日本医科大学多摩永山病院皮膚科 医局長
- 平成18年
- 米国マサチューセッツ州立大学医学部 博士研究員
- 平成22年
- 日本医科大学多摩永山病院 皮膚科 医局長
- 平成23年
- 埼玉県内の総合病院皮膚科 部長
- 平成27年
- 杉並区内の皮膚科クリニック 院長
資格・所属学会
- 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会
- 美容皮膚科学会
- 日本アレルギー学会